世界トップSMAが低圧市場に本格参戦! 待望の24.5kWPCS 11月出荷開始へ

2017.09.01

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 PCS(パワーコンディショナ)世界最大手の独SMAが低圧太陽光発電所向けに三相24
.5kWPCSを出荷開始する。低圧50kW設備を同機2台で構成すると、従来の9.9kWPCS5台使用よりも割安になる。世界のSMAが日本の低圧市場でシェア拡大に本腰を入れる。

 底堅い低圧太陽光発電所の建設需要を睨んで、PCS世界トップメーカーのSMAが、製品やサービスの提案を強めている。
 なかでも、SMAファン待望の新製品として、早くも注目を集めているのが、今年11月に発売を予定している『SunnyTripower 24500TL-JP』。高圧発電所向けの分散設置用PCSとして売れ行きが好調な25㎾PCSをベースに、低圧用に改良された製品だ。それゆえ、電力変換効率98.7%などの超高スペックな特長はそのままに、定格出力を25kWから24.5kWへ、直流入力電圧範囲も1000Vから750Vへ、低圧仕様に抑えられている。 
 SMAジャパンの豊原秀彦セールスダイレクターは、「今回の三相24.5kWPCSは当社の自信作です。また、O&Mニーズが高まる最近の動きに合わせ、SMAのオンサイトサービスである安心安全パッケージを用意しました」と語る。
 「安心安全パッケージ」とは、SMAジャパンが6月から始めた発電所オーナー向けの有償サービスだ。PCSが万が一壊れた場合、SMAは、代替品を送り、壊れた製品を回収、必要であれば現場に駆けつけて機器の交換・修理も行う。交換作業をO&M(管理・保守)業者が作業を代行した場合、SMAは補償限度額を上限に業者に出張作業料を払うほか、災害補償まで、最大20年に亘ってサポートする。
 まさに、発電所オーナーの「安心安全」が担保されるアフターサービスであるが、この安心安全パッケージへの加入を前提にコスト試算すると、24.5kWPCSは大変お得になるらしい。
 豊原セールスダイレクターは、「たとえば、低圧50kW設備に、9.9kWPCSを採用されると、5台分加入することになりますが、24.5kWPCSであれば2台で済みます。トータルコストはかなり抑えられます」とし、「24.5kWPCSは、トランスレスタイプゆえ、外付けのダウントランスが別途必要になりますが、それでも充分コストメリットがあります」と説明する。

200%過積載には単相PCS

 コストと品質、さらに安心・安全を追求する低圧発電所オーナーは、迷わず24.5kWPCSを採用し、安心安全パッケージにも加入しておこう。ただ、太陽光パネルの設備容量をPCSの定格出力の2倍の過積載にこだわるオーナーは、SMAの単相PCSが有益だ。
 いまや過積載発電所はほぼ常識化しているが、過積載発電所でPCSを使い続けると、定格出力時の稼働時間が長くなり、寿命が短くなりかねない。SMAは、今回の24.5kWPCSは、過積載率180%までとしているのに対し、『SunnyBoy』シリーズの3.5kW、4.5kW、5.4kWの単相PCSには、同200%まで保証している。
 豊原セールスダイレクターは、「PCSは、電子部品である以上、熱に弱いのです。つまり、いかに熱の影響を軽減する構造にするかが、長寿命化のカギなのです」と語ったうえで、「当社のPCSは、変換効率が極めて高いうえ、独自の冷却方式を導入しています。構造上、熱の影響を受けにくいのです。過積載については、20年全く問題ないことを確認済です」と自信を見せる。
 なお、『Sunny Boy』は太陽光パネルの高電流化にも対応、入力電流範囲は15Aと高く、たとえば両面発電パネルとも相性がよい。

出力抑制にも万全

 低圧発電所向けの提案を強めるSMAは、出力抑制への対応にも余念がない。7月末に配布を開始しているファームウェアに書き換え、加えてPCSの設定を変更、協力企業様の制御ユニットを追加設置すればよいようで、豊原セールスダイレクターは、「出力制御対応のためにPCSを買い替える必要はありません」と訴える。
 太陽光発電設備の自家消費利用が徐々に広がりつつあるなか、低圧太陽光発電所はまだまだ増える見込みだ。PCSの機能にこだわるオーナーは、一度SMAの製品を試しておこう。きっと他社との違いが分かるはずだ。

SMAジャパン株式会社
東京都港区芝3-23-1セレスティン芝三井ビル8階
E-mai linfo@SMA-Japan.com
http://www.sma-japan.com

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