塩害、豪雪、高温多湿なんでもござれ! トリナの高耐久パネル『DUOMAX』の魅力

2017.04.01

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 太陽光発電メーカー世界大手、中国トリナ・ソーラーの太陽光パネル『DUOMAX』が話題に上がっている。両面ガラス仕立てでフレームレスゆえに利点が多いらしい。魅力に迫った。

 一般の太陽光パネルは、表面はガラスで覆われているが、裏面にはバックシートが使われる。それだけに完全密閉が難しく、内部に化学物質や埃が侵入したり、高温多湿の環境下では水分が浸透したりする場合もあって、PIDによる発電低下を招く恐れがある。
 これに対し、トリナ・ソーラーのDUOMAXは、パネルの表面だけでなく、裏面にも耐久性に優れたガラスを使用、太陽電池セルをガラスで挟んだ構造をしている。このため、外部からの埃や水分の侵入を遮断、塩害地域に設置できるほか、PIDのリスクもほぼゼロに等しいのである。
 とくに、同社が採用したガラスは、厚さ2.5㎜の倍強度ガラス。国際安全輸送協会が衝撃による最大変形量を調べたところ、同社のパネルは変形が小さかったという。つまり、マイクロクラックの発生リスクが極めて小さい。
 しかも、ガラスは約1000℃の高熱にも耐える高耐火性を兼ね備えている。太陽光パネルの国際規格『IEC61730』や『UL1703』の火災テストでは「クラスA」を取得済みで、安全性も高い。
 また、フレームレス構造にも利点がある。一般のパネルのようにフレームと太陽光パネルの間に段差が生じないため、埃や火山灰、雪などがパネルの表面に堆積しにくいほか、接地工事の手間が省ける。メンテナンス費や施工費の削減に期待できる。
 DUOMAXの特長が高耐久性であるがゆえに、同社はパネルを購入したユーザーに対して、異例の長期出力保証を付与している。太陽光パネルの出力保証は、25年のリニア出力保証が通常だが、高耐久性を実現したDUOMAXには、業界標準を上回30年のリニア出力保証が付与されるのだ。
 トリナのDUOMAXは、通常のパネルと比べると、特殊なクランプが必要なためシステムコストは、やや割高になるが、先述の通り、メンテナンス費や施工費を抑えられる。そして何よりも、長期の安定発電が保証されるため、生涯発電量は格段に多いといえる。トータルのコストパフォーマンスで比較すれば、充分メリットがありそうだ。

あらゆる環境に対応

 長期耐久性を求める太陽光発電所の建設が増えていることもあって、トリナはDUOMAXの納入実績を伸ばしている。中国では、出力120MWの水上型太陽光発電所や300MWの営農型太陽光発電所などにも出荷したが、日本でも、兵庫県の営農型太陽光発電を始め、千葉県や茨城県内の近隣の家畜によるアンモニアの影響などを受ける地域や、富山県などの積雪地域で使用されている。
 そこで同社は、DUOMAXのラインナップを拡充させている。変換効率が高い『ホワイト』は60セルと72セルの2種類を、光の透過率10%の『透明』は60セルを用意。さらに、営農型太陽光発電用に透過率40%の40セルタイプの販売も開始した。営農型太陽光発電用では、パネルの下で育てる作物によって光の透過度を選択できるのも魅力の一つだ。
 塩害・豪雪・降灰地域のほか、光を必要とする営農型やカーポートまで。太陽光発電所の建設場所は多様化するなか、環境に適したパネルのニーズが高まっている。世界トップメーカーが自信を持って製品化した高耐久パネル、DUOMAXを一度試してみてはいかがだろうか。

国内最大級の屋根上メガソーラーに『DUOMAX』

 トリナ・ソーラーの高耐久パネル『DUOMAX』が、大阪市住之江区南港の物流施設の太陽光発電所で採用された。その規模7.5MW。国内の屋根上メガソーラーでは最大規模となる。
 建設中の物流施設『レッドウッド南港ディストリビ―ションセンター』は、海沿いに位置しており、太陽光パネルを屋根に載せるにも塩害が懸念された。そこで選ばれたのが耐久性に優れたDUOMAXだった。
 屋根には、合計2万8160枚のパネルが設置される。2棟の屋根にそれぞれ約4MW、約3.5MWを建設し、2016年11月には約3.5MWの発電所が完成。残り約4MWは18年3月に完成する予定だ。
 16年12月14日には関係者を招いた現地見学会が行われ、DUOMAXの『ホワイト』がお披露目された。

トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
〒105-6121東京都港区浜松町2丁目4番1号世界貿易センタービル21階http://www.trinasolar.com

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