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〝長野の雄〟がファーウェイのPCSを選んだ理由

2018.07.01

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 太陽光発電所の建設で長野トップの実績を誇るサンジュニアが、ファーウェイのPCSを本格採用し始めた。なぜファーウェイなのか。西原弘樹社長に聞いた。

 1981年に創業したサンジュニア(長野県須坂市)は、太陽熱温水器の設置工事から太陽光発電設備のEPC(設計・調達・建設)へ業容を拡大して成長を遂げた有力企業だ。98年から住宅向けに太陽光発電設備の販売・施工を手掛け、FIT始動後は出力10kW超の設備も建設してきた。住宅用と産業用を合わせた施工実績は累計4500件に達し、長野県トップの実績を誇る。
 その同社が、昨年から高圧太陽光発電所のPCS(パワーコンディショナ)で、ファーウェイ(華為技術)の製品を本格的に扱い始めたのである。西原社長は、「16年頃、それまで使っていた国内メーカーの大型機では価格が高いと感じ、割安な中小型機を探していたところ、知人からファーウェイさんの製品を紹介してもらったのがきっかけです」と振り返る。ただ、すぐに飛びついたわけではない。西原社長は、ファーウェイのPCSに決めるまでに、約1年わたって慎重に検討している。

決め手は信頼

 実はサンジュニアは、過去にPCSで苦い経験をしたことがあった。12年に同社が須坂市内の公立中学校の屋上に出力100kWの設備を設置した際、完工後間もなく同校の生徒から頭痛の訴えを受けたのだ。PCSが発する高周波が原因と考え、同社は高周波を除去するフィルタを設置。すると問題は解消したが、フィルタの設置によってPCSの内部に熱がこもり、新たに冷却設備を必要になった。結局、予定外の出費が数百万円にのぼったという。
 この経験から、西原社長は、PCSの選定に際し、特に高周波の問題に気を配るようになり、ファーウェイのPCSも、事前に調べておきたかった。そこでファーウェイに依頼して現場で周波数を測定。問題がないことを確認するのだが、西原社長は、「見学に行きたいと要求したら、迅速に手配してくれたのが好印象でした」と、ファーウェイの対応の早さを称賛する。
 その後も、西原社長は、サンジュニア独自の監視システムとPCSを連携させたいといった要求をファーウェイに伝えたところ、ファーウェイは真摯に応じたようで、西原社長は「最低でも20年間お付き合いするので、お互いの信頼関係が何よりも重要です。最初は海外メーカーゆえの不安もありましたが、面倒な要求ばかりする我々に対してファーウェイさんは常に丁寧に接して下さいます」と満足気だ。

分散設置で故障を即時発見

 こうした経緯の後、サンジュニアは17年にファーウェイの出力24.5kW機と40kW機を採用、出力300kWの太陽光発電所を竣工した。両機は変換効率が98.7%を超える高効率品で、西原社長によれば、「シミュレーションに対して十分な発電量を確保していて、コストパフォーマンスが非常に高いのです」。
 なお、この発電所は、サンジュニアが初めて中型PCSを分散設置した高圧太陽光発電所でもある。西原社長は、分散設置による設計の利点を日々感じているといい、大型PCSとの違いについて、こう話した。「分散設置の利点は、発電設備に異常が発生した際、即座に場所を特定できることです。複数並んだPCSのうち、1台だけ発電量が低ければ、そこで何かが起きていると一目で分かります。かつ、故障による発電量低下の影響が及ぶ範囲が少ない。今では高圧発電所を建設する時は、必ずファーウェイ製PCSの分散設置で設計していますよ」。
 さらに、西原社長は、当初想定していなかった中型機の利点として、「設置のしやすさ」を挙げた。大型PCSとは違って、中小型PCSの場合、基礎工事が不要で、PCSが軽く、持運びが容易。実際ファーウェイの40kW機は重量が55㎏で、2人で軽々と運べる。サンジュニアは、すでに出力300〜400kW規模の太陽光発電所3件でファーウェイのPCSを採用し、年内に完工する4件、計1.8MWの案件にもファーウェイを使用する予定だ。今後は、低圧発電所にもファーウェイの小型PCSの採用を検討しており、西原社長は、「住宅向けPCSを早く開発してほしいですね」とファーウェイの製品開発力に期待を寄せる。
 〝長野の雄〞が絶賛するファーウェイのPCS。一度試してみてはいかがだろうか。



ファーウェイ、低圧用PCSでJET認証取得
 
 PCS世界大手のファーウェイは6月11日、低圧用PCSのJET認証を取得したと発表。低圧市場の開拓に本腰を入れる構えだ。

 JET(電気安全環境研究所)の規格に適合した工業製品に付与されるJET認証。いまや日本で市販される小型PCSには不可欠な認証だが、これを取得した海外のPCSメーカーは少ない。なぜなら日本特有の規格に合わせた製品の設計が求められるため、メーカーが対応できないのだ。
 だが、ファーウェイは、申請後1年以内にJET認証を取得、「当社は設計や品質が優れていると自負しています。認証の取得により、お客様は、当社のPCSを安全・安心にご利用いただけます」とコメントしている。
 ファーウェイがJET認証を取得した低圧用の小型PCSは、出力4.125kWで、変換効率は98.5%と高く、機能も充実している。特筆すべきは、小型機ながらMPPT(最大動作点追従機能)回路を2回路も搭載している点だろう。MPPTは、日射量によって変わる電流と電圧を最適な値に整えて発電量を最大化する機能だ。回路数が多いほど発電量が増える。
 さらに、発電量の計測機能がPCSに標準で備わっており、事業者が別途計測装置を購入する必要がない点も特長だろう。低圧太陽光発電所のオーナーは、売電収入が少なく、O&M(管理・保守)費用をなかなか捻出できないため、ファーウェイのPCSは好都合だ。より細かな監視を望むユーザーは、オプションでI‒Ⅴカーブ測定機能の搭載も可能だ。計測したデータは20年保存可能だから、経年劣化の診断に用いることもできる。
 施工性の高さも光る。重量はわずか10.4㎏しかなく、1人の作業員が楽に持ち運べる。一般的な小型機の重量が30㎏前後である点に鑑みれば、ファーウェイ製小型機の軽さは際立っている。なお、単相型であるため絶縁トランスが必要ない。従来から販売している三相型も並行して販売していく。

華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
〒100-0004東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエアウエストタワー10階tel.03-6266-8008
http://solar.huawei.com/cn/

2018.07.17

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2018.07.06

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