太陽光発電の専門メディア PVeye WEB

Daily eye

アンフィニ 上場に向け再始動! 子会社ジャパンソーラーを吸収 モジュール製造からEPC、IPPまで一気通貫

2013.09.30

PVeye PR

 太陽光発電の有力EPC(設計・調達・建設)企業、アンフィニ(大阪市、親川智行代表取締役CEO)が、株式上場を視野に改組する。2013年10月1日付けで子会社のモジュールメーカー、ジャパンソーラーを吸収し、『アンフィニジャパンソーラー』を発足。国内メーカーとしての強みを活かして、モジュール製造からEPC、IPP(独立系発電)、O&M(オペレーション・アンド・メンテナンス)までトータルソリューションを展開する。合併後初の決算となる2014年3月期の売上高は100億円を見込んでおり、両社合わせた前期売上に対し70%近い増収となる模様。急成長を遂げるアンフィニの実力を探る。

 経営トップの親川氏は改組の目的をこう語った。
 「来々期の上場に向けた準備です。これまでは、EPC、IPPは親会社のアンフィニが、モジュール製造はジャパンソーラーが手掛ける体制でしたが、これにはアンフィニグループのモジュール製造部門を法人化することでモジュールメーカーという位置づけを明確にするという意図があったのです。ただ、今はトータルソリューションが求められている。両社で業務が重なる部分もあったので、効率化とシナジー効果を図って統合することにしました」。
 アンフィニは2018年、創業20年目の節目に株式上場の好機を得ることになるが、背景には、創業者である親川氏の先見性と迅速な判断力、そしてアンフィニという組織そのものに変化を厭わない柔軟な対応力が備わっていたことが大きい。それは社歴からも見て取れる。
同社は1995年の設立後、リサイクル事業をスタート。非鉄金属や液晶、半導体と、扱う品目を増やし、2006年にはシリコンの高純度化・再利用法を構築。端材シリコンから不純物を抽出し、リンやボロンを調合してシリコンを再生する技術だ。これが大きな転機となった。
 当時は太陽光発電産業の黎明期。半導体で使われていたシリコンが太陽光発電で使用され、やがて太陽光発電が半導体に取って代わる。この潮流の変化を親川氏は察知して太陽光発電に舵を切るのだが、氏はその先の先まで見通していた。
 「当時は太陽電池用のシリコンは逼迫しており、純度9N(99・9999999%)の高純度品は手に入らなかった。それだけに再生技術でつくった6~7Nの製品も一定の需要があったのです。そのままシリコン事業を続けるという選択もあったが、シリコン価格はやがて急落すると予測し、奮起してモジュール事業に踏み込みました。ただ欧州市場を視察していたので、モジュール工場を持つことのリスクも把握していた。行き着いた先が〝ファブレス〟メーカー、ジャパンソーラーの立ち上げでした」。
 つまり、シリコンの再生技術を用いてシリコンメーカーやセル・モジュールメーカーらと関係を築き、工場の一部を間借りして独自のモジュール製造を始めたのであるが、その際も、モジュールの生産拡大によるリスクを想定していたのだ。
 「やるからには競争に勝たなければならない。カギはコストと品質。我々はシリコン原料の調達・販売を通じて得た取引先のなかから、品質とコスト競争力に優れているメーカーと組み、独自の優位性を打ち出した。特に原料(BOM)には拘りました」。
 以後ジャパンソーラーは販売を伸ばし、現在の出荷量は月間10MW。提携工場は6社にのぼり、年産1GWの供給力を保有している。
 ジャパンソーラーの代表取締役社長を務めたアンフィニ取締役の上谷真也氏は、「当社の強みは結晶系から薄膜系まで多品目を扱っていること。再保険にも加入しており、金融機関のバンカビリティにも配慮しています。全量売電向けから住宅向けまで販売は好調で、いま農業向けの新製品を開発中です」と状況を語る。
 アンフィニはEPC、IPPでも先行していた。2009年から欧州でEPC事業を始め、2010年からは台湾でも実施。ノウハウ、知見を得ているだけに、全量売電がスタートした国内市場でも、EPC事業、IPP事業を推進している。
 親川氏は「買取り価格40円の案件は30ヵ所で70MW、36円案件は100ヵ所を予定しています。当社のEPCの特長は、モジュール以降の設備や配線のロスを低減して実際の売電量を高められること。モジュール発電量に対する売電量は85%前後が平均ですが、当社は89~90%です」とし、新戦略について、「O&Mに力を入れます。住宅用太陽光発電システムの販売では新築市場への営業を強化する。さらにPPS(特定規模電気事業者)分野へ展開します」と語る。
 矢継ぎ早に新事業を仕掛け、勢いに乗るアンフィニ。今後どう飛躍を遂げるのか。同社のイノベーションはまだ始まったばかりだ。

株式会社アンフィニ
[大阪本社]
大阪府大阪市浪速区湊町1-4-38
TEL:06-6643-0888 FAX:06-6643-0887
[東京本社]
東京都中央区晴海1-8-10トリトンスクエア オフィスタワーX40階
TEL:03-3534-8880 FAX:03-3534-8840
http://www.infinigroup.co.jp/

no image

2017.08.14

PVeye

日本ハウスグループが倒産 負債9000万円

 太陽光発電設備を販売する日本ハウスグループ(新潟市中央区、石黒豊和社長)は7月28日、新潟県地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約9000万円である。
 同社は13年続きを読む

2017.08.02

PVeye

九州北部豪雨で メガソーラー一部損壊

 7月5日から6日にかけて降り続いた大豪雨で、九州北部は各地で深刻な事態に見舞われ、太陽光発電所にも被害が及んだ。現地の状況を追った。(PVeye記者・中馬成美)

「こげ続きを読む

2017.08.01

PVeyePR

[特別対談第16回] 外資の対日進出成功の鍵 カナディアン・ソーラー・ジャパン山本豊社長×ESI土肥宏吉社長

 ヨーロッパ・ソーラー・イノベーションの土肥宏吉社長による特別対談。今回は、早くから日本に進出して成功した外資系太陽光パネルメーカー、カナディアン・ソーラー・ジャパンの山本豊社長をお迎えして、外資企業続きを読む

2017.08.01

PVeyePR

逆襲のインリー 超高性能パネルで再び世界トップへ 最大効率驚異の22.5% 出力保証異例の30年後83.5%

 かつて世界トップに君臨した太陽光パネル大手メーカー、中国インリー・グリーンエナジーの新製品が話題を呼んでいる。6月に日本で発売した超高性能パネルだ。画期的な新兵器で再び覇権を狙うのか、新製品の魅力と続きを読む

2017.07.29

PVeye

太陽光企業の倒産数 1-6月で50件 前年同期比2.2倍

 帝国データバンクは、太陽光発電事業に携わる企業の倒産数が今年1月から6月までの半年間で50件に達したと発表した。前年同期と比べ、2.2倍増加した。
 FIT制度の期間が2015年3月に続きを読む

2017.07.27

PVeye

中・タオケイ、出力抑制対応監視パッケージ発売

 遠隔監視装置製造の中・タオケイは7月、低圧発電所向けに出力抑制対応パッケージを発売した。年間3000台の販売を目標に掲げている。
 テータロガーと出力抑制ユニット、3Gルータをパッケー続きを読む

2017.07.27

PVeye

加・カナディアン、新型パネル2種発売

 太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラー(加・オンタリオ州、ショーン・クゥCEO)が7月、新型パネルを2種発売した。一般サイズの半分のセルを搭載したハーフカットセルパネルと、細かく裁断したセルを張り続きを読む

2017.07.27

PVeyePR

自家消費で利回り20%超! エコスタイルの新商品『太陽でんき®』の魅力

 太陽光発電設備の自家消費が熱を帯びるなか、いち早く動いた有力EPC(設計・調達・建設)のエコスタイル(木下公貴社長)。同社の新商品『太陽でんき®』は投資利回りが20%を超えるという。一体どのような商続きを読む

2017.07.27

PVeye

京セラ、家庭用蓄電池の新製品 6.5kWh、AI搭載HEMS対応品

 京セラ(京都市、谷本秀夫社長)は7月27日、住宅用定置式リチウムイオン蓄電システムの新製品を発売すると発表した。同社のAI(人工知能)搭載HEMS(家庭用エネルギー管理システム)との連携を可能とした続きを読む

2017.07.26

PVeye

TMEIC、米国にPCS新工場 8月より生産開始へ

 東芝三菱電機産業システム(東京都中央区、山脇雅彦社長、=TMEIC)は7月26日、米国テキサス州ケーティ市に太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)などを製造するパワーエレクトロニクスの新工場を建続きを読む

PR

  • 株式会社ウエストホールディングス

商品を購入するにはアカウント登録が必要です。

ログインID
パスワード

パスワードをお忘れの方はこちら

まだアカウント登録をされていない方は、お申し込み区分を選択し、新規アカウント登録をおこなってください。

法人 個人

16%オフ 年間購読の割引実施中! 購読お申込み

株価情報

PV銘柄株価ランキング TOP10(日本)

一覧

1 大東建託 13535.00
2 TDK 8750.00
3 東京エレクトロン 8743.00
4 ローム 8100.00
5 信越化学工業 8032.00
6 光通信 7800.00
7 ダイキン工業 7775.00
8 京セラ 6047.00
9 JCU 5480.00
10 オムロン 5150.00

PV銘柄株価ランキング TOP10(NYSE/NASDAQ)

一覧

1 3M Co 164.36
2 International Business Machines Corp. 158.50
3 Komax Holding AG 158.00
4 United Technologies Corporation 119.43
5 Siemens AG 107.85
6 Honeywell International Inc. 101.87
7 Pall Corporation 100.17
8 Illinois Tool Works Inc. 97.77
9 Littelfuse, Inc. 97.30
10 Nordson Corporation 75.41

PV銘柄株価ランキング TOP10(EU)

一覧

1 KSB AG 476.95
2 Linde AG 189.15
3 Air Liquide 120.70
4 Wacker Chemie AG 113.70
5 Henkel AG & Co KGaA 106.90
6 BASF SE 90.00
7 Arkema SA 73.16
8 KUKA AG 72.18
9 Aurubis AG 55.10
10 ASM International NV 42.90

PV銘柄株価ランキング TOP10(韓国)

一覧

1 LG Chem Ltd 235000.00
2 SK Holdings Co, Ltd. 164500.00
3 EO Technics Co., Ltd. 136100.00
4 Samsung SDI Co Ltd 132500.00
5 Oci Co Ltd 110000.00
6 Hyosung Corp 72200.00
7 LG Electronics Inc. 59700.00
8 Kolon Industries Inc 50000.00
9 Samsung Fine Chemicals Co Ltd 36150.00
10 SKC LTD 32750.00

最新号のご案内

2017年8月号

乗り遅れるな! 時代は 〝IoPV〟

詳細

太陽光発電の専門メディア PVeye e-book バックナンバー電子書籍サービススタート

ENERGYeye/エナジーアイ