台シングナリオ、遠隔監視で日本進出に意欲
太陽光発電所の遠隔監視を手掛ける台シングナリオ(張維均社長)が日本進出に動いている。O&M(管理・保守)業者に監視サービスを提供し、台湾で30MWの実績を持つ。日本のO&M業者との協業を模索している。
同社のジュビ・チェン氏は、「建設後5年以降の太陽光発電所では遠隔監視が重要になるので日本市場は魅力。当社の技術で売電収入の向上と保守作業の省力化に貢献したい」とし、日本のO&M業者と協業して日本に進出する方針を示した。
同社は2016年末に創業し、17年10月に遠隔監視システムの提案を本格化。同年中に成約した太陽光発電所は計1.5MW規模だったが、今年は28MW余りの発電所と契約を交わし、現在30MW規模の発電所の監視を手掛けている。