タケイエナジー、監視システム販売好調
太陽光発電システムの施工を行うタケイエナジー(岐阜県中津川市、武井理社長)は自社開発した遠隔監視システムの販売が好調だ。15年(1~12月)の出荷台数150台に対し、今年は4ヵ月で昨年の8割にあたる120台を販売した。50kW未満の案件を中心に伸ばしている。
同社のシステムは、PCS(パワーコンディショナ)ごとに発電量を取得し、相対比較できる。基本仕様はRS485の通信プロトコルを使用して発電量を取得しているが、CTセンサでの計測にも対応し、「国内の主要メーカーであればほとんどのPCSに対応できる」(武井社長)という。
設備容量当たりの1日の発電量をひだまり指数として監視画面に表示し、複数の発電所の性能を比較する機能も備えた。
1区画50kWの発電所で、機器本体価格は19万8000円、オプションの監視カメラは10万5000円で、月額使用料は通信費込みで3000円。
武井社長は、「オプションのカメラを付けても月額使用料は同価格で提供する。使いやすく費用対効果のある監視システムを現場目線で追求した」と話す。