有力販売店がエクソルの製品を選ぶ理由

エクソルの再エネ設備の販売で実績を伸ばす販売・施工会社が増えている。岡山県内に本拠を置くエコライフジャパンもその1社だ。なぜエクソルの製品は人気なのか。

再生可能エネルギー設備を販売するエコライフジャパン(岡山県倉敷市、嶋田昌浩社長)は、太陽光発電設備や蓄電設備の販売・施工で実績を伸ばしている。住宅向けでは、新築住宅への再エネ設備の提案を強め、既設住宅向けも含めると、販売規模は年間250~300件にのぼる。すでに山陰から四国、関西、中部地方まで営業エリアを拡げており、業績は好調だ。

そんなエコライフジャパンが積極的に扱っているのが、再エネ商社のエクソルが商品化した住宅用蓄電設備である。同社はこれまで700台近く販売しており、エコライフジャパン法人営業部の角田和希部長はこう製品の特長を述べている。

「全負荷対応かつ大容量蓄電設備なので、お客様にとっては停電時も空調設備をはじめ全ての家電製品を使用できるという安心感が得られます。厚さが15cmと薄く、意匠性が高いうえ、最長20年の長期保証が付与される点も、お客様から支持されている点でしょう。要は、販売会社にとってはとても提案しやすい製品なのです」。

施工面や管理面においても利点があるようだ。エコライフジャパン工事部の畑英治部長は、「エクソルの蓄電設備は、蓄電容量を5kWh単位で、10‌kWh、15‌kWhと、最大30‌kWhまで増設できるので、設備の搬入から現場の施工まで非常に扱いやすい製品です。設備導入後のアフターフォローがしやすい点も、販売会社にとってはありがたい機能です」と語る。

事実、再エネ設備の使用状況や電力代の削減効果などを一目で確認できるアプリに対してはかねてより評価が高い。利用者の同意のもと、客先の再エネ設備の状況を販売会社も把握できる形をとれば、設備の停止や故障の際の駆けつけなど、販売会社は即座に対応でき、顧客との信頼構築に繋げられる。

さらには、遠隔から蓄電池の運転モードを切り替えられる機能も役立つ。普段は太陽光発電設備で発電した電力の自家消費率を高めるモードにしておき、台風が接近した時などは蓄電池の容量を残すことができるのだ。これも販売会社が代行すれば、顧客へのサービス拡充に繋げられることだろう。

ともあれ、エクソルはこのほど、新型の全負荷タイプハイブリッド型PCSを発売し、住宅用蓄電設備の機能を拡充した。新製品は、太陽光電力の宅内供給や蓄電池の充放電に加え、EV(電気自動車)との電力融通を可能にする製品だ。同社は25年年初にも専用のEVチャージャーを製品化し、EVへの充電はもちろん、EVからの宅内給電も可能なシステムとして売り出す構えだ。