オリジン電気
パワコン市場に参入へ
〝電圧源〟型で差別化
オリジン電気(東京都豊島区、妹尾一宏社長)はこのほど太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)を開発、太陽光市場に参入する。系統側の電圧上昇を抑制して売電継続時間を拡大させる〝電圧源〟型PCSで独自色を打ち出す。今夏にも三相絶縁型10kWタイプのデモ機を量産し、事業を本格化させる方針だ。
いま市場では、再生可能エネルギーの急速な導入拡大により、電圧上昇が問題として浮上している。太陽光発電など分散型電源の設置が進んだことで、逆潮流される発電出力が増加。系統の電圧が一時的に上昇し、PCSの電圧上昇抑制機能が働き、売電を停止するケースが起こっている。
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