モジュール信頼性向上へ一翼担う第三者機関

UL発、火災安全検証 製造ラインに着目したVDE 保障体制を問うJET バンカブル!? TÜVの発電所認証

太陽電池モジュールが20年以上安定して発電し続けるかどうかを見極めるにはどのように検査すべきか──。この問いに答えられるものは、おそらく誰一人としていないだろう。それだけ難しい課題である。しかしこれを放置しているうちは業界に発展はない。一般消費者に太陽光発電システムを販売し普及させていくのであれば、製品の長期信頼性を推し量る公正な検査方法が不可欠である。
そんななか、〝世界一の品質〟といわれるここ日本で、第三者機関を中心にモジュールの性能・安全性を厳しく検証する動きが顕著になってきた。各認証機関の取り組みをまとめた。

現在モジュールの製品基準となっているのはIEC(国際電気標準会議)規格である。性能に関しては、結晶系のIEC 61215と、薄膜系の同61646。安全性については、同61730-1と同61730-2があり、そこに定められている要件を満たせばよい。そこでモジュールメーカーは、IEC規格をベースとしたJET認証やTÜV認証などを取得して製品を販売している。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

この特集の記事

この特集の記事データがありません

その他の小特集

一覧を見る