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PVeye 2015年11月号

特集「徹底検証!FIT大改革」

長らく叫ばれてきたFITの抜本的な改革。
小手先の修正では、もう綻びを繕えない。
最小限の国民負担かつ最大限の再エネ導入を促進するという命題を掲げ、有識者会議が立ち上がった。
改革をバネに持続的な成長軌道に乗れるのか。
それとも梯子を外されてしまうのか。
太陽光の未来を占う議論がいま、始まった。

【特集1】
徹底検証! FIT大改革
太陽光発電の未来占う議論始まる

 

逆風の太陽光発電
迫る4つの衝撃
法改正で滞留案件取り消しへ

とうとう幕が上がったFIT制度の大改革。
4つの衝撃が迫る太陽光の行く末を占う。

 

FIT卒業はまだ早い

太陽光に比べ、他の再エネ電源はそれほど導入が進んでいない。「今後は太陽光以外の電源を伸ばしていくべきだ」という議論が熱を帯びるほど、出やすいのが『急拡大した太陽光は、FITから外すべき』との意見だ。外すとまでは言わずとも、価格設定で実質的に離脱させるとの声もある。
だがJPEAの亀田氏は「太陽光は、まだFITを卒業できるレベルに達していない」と強調する。
これまでのFITは良くも悪くも太陽光が主役だった。今後の新FITはおそらく太陽光以外の電源が主役に選ばれるだろう。だが、太陽光もFITという舞台には、立ち続けるはず。
単なる一発屋ではなく、息の長い役者になるためにも、大改革を乗り越えなければならない。

 

 

FIT制度の大改革がついに始まった。いったいFITはどうあるべきか。再生可能エネルギー導入促進関連制度改革小委員会のメンバー2人が語った。

「リスクフリーの時代は終わった。導入するなら優先給電にこだわるな」
東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 エネルギー工学連携研究センター 特任教授 荻本和彦氏


「FITにチューンナップは欠かせない。自家消費にインセンティブを」
名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 髙村ゆかり氏

 

 

特別編

太陽光の光と影

[福島県/山梨県]

 

 

 

【特集2】
土地持ちSPCは要注意
図解!不特法対策マニュアル

太陽光発電に対する風当たりが強くなってきただけに、コンプライアンスには一層気を配るべきだが、なかにはマニアックな法規がある。たとえば不動産特定共同事業法。知らずにSPCを設立して土地を購入した事業者は、抵触している可能性が高い。要注意だ。

 

 

 

【特集3】
7人のキーマンによる誌上講義
デタラメばかり!?の
長期信頼性論争を切る

太陽電池最大の謎である寿命予測は確立できるのか。そもそも太陽電池はなぜ性能劣化するのか。長期曝露の劣化解析はどこまで進んだのか。7人のキーマンが、デタラメばかり!?の長期信頼性論争を切る。

 

誌上講義①
デュポン
世界が答えを求めている
太陽電池最大の謎
寿命予測のいまに迫る!

太陽電池の長期信頼性を巡り、つねに議論を醸すのが、寿命を測る〝ものさし〟が野外曝露を本当に再現しているか、だ。ものづくりを極めたデュポンが、寿命予測の謎を解説する。

エレクトロニクス&コミュニケーションズ
PVソリューションズ事業部長
柴田道男氏

 

誌上講義②
テュフ ラインランド ジャパン
加速劣化試験は実現するのか!?

この試験をすれば、実曝露の何年相当になります――。太陽電池の信頼性を証明するため、様々な認証機関や研究機関が試験の方法の開発に打ち込むが、なかなか決定打が出てこない。そんななか、テュフ ラインランド ジャパンが新しい試験サービスを開発した。


五十嵐広宣 製品部太陽光発電課 アジア太平洋地域 課長/津野裕紀 製品部太陽光発電課 太陽電池校正サービス・太陽光発電研究シニアスペシャリスト/守田賢吾 製品部太陽光発電課 太陽電池校正サービス・太陽光発電研究チームリーダー

 

 

パネルの生涯リスクを本気で考えよう

コンセプトは「保険無しでやろう」。保険代理業などを営むエーオンジャパンらがパネルメーカーの倒産リスクに対する新プロジェクトを立ち上げた。発電所の長期信頼性を確保するために必要なことはなにか。

 

誌上講義③
東京理科大学
O&Mによる処方箋「標準使用期間を設定すべき」

東京理科大学工学部 第一部 電気工学科 植田譲 講師

 

 

誌上講義④
電気安全環境研究所(JET)
太陽電池の長期信頼性を測る試験はできるのか

太陽電池の長期信頼性に欠かすことのできない評価試験。認証機関は、IEC規格をベースにジャッジをくだすが、それは決して製品が20年や25年もつといった意味にはならない。新たな試験方法の開発が求められており、JETもまた模索している。
電気安全環境研究所
太陽電池技術グループマネージャー
増田幸治氏

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eye sight

電力小売り40社誕生も電気料金を唱えないワケ

ようやく40社の電力小売りが誕生し、電力陣取り合戦が始まったかと思いきや、肝心要の電気料金が出てこない。しかもこの電気料金、今冬まで発表がずれ込む恐れもある。

 

3本バスバー特許訴訟
京セラとハンファQセルズが和解

京セラは10月6日、韓・ハンファグループの日本法人ハンファQセルズジャパンと太陽電池技術に関するクロスライセンス契約を締結。これにより、京セラはハンファQセルズジャパンに提起していた「3本バスバー」に関する特許侵害訴訟を取り下げ、和解が成立した。

   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       
 
    

メンテナンス技術を強化
長期事業の確立へ
サンエイエコホーム
武中進 代表取締役

太陽光発電システムの販売から施工まで業容を広げ、自ら太陽光発電所の開発を手がけるサンエイエコホーム(神奈川県鎌倉市)。武中進社長はいま、メンテナンスの技術やノウハウの蓄積に力を注いでいる。                                     

企業探求

「年商150億円 18年までの絵は描けている」
奥地建産
奥地昭統代表取締役社長

太陽光架台メーカーの奥地建産は10月6日、奥地昭統常務が社長に昇格するトップ人事を行った。奥地誠社長は代表権を持つ会長に就く。32歳の若き3代目社長は、創業60年の老舗企業をどう舵取りするのか。

 

企業探求

SMAジャパン
25kW機分散設置 受注拡大
今期30%大幅増収
100億円の大台濃厚

PCS世界トップの独SMA・ソーラー・テクノロジーが日本向けの出荷を伸ばしている。25kW機の分散設置の受注が好調で、日本法人SMAジャパンは今期の売上高が100億円の大台に乗る見通し。前期比30%の大幅増収となる模様だ。

 

 

旭硝子
軽量ガラスで再び世界へ

かつて太陽光パネルのカバーガラスで世界トップに君臨していた旭硝子。その後の過当競争で生産縮小を余儀なくされたが、特殊素材の軽量カバーガラスで再び存在感を放ち始めた。同社の狙いは。

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ウエストホールディングス

発電所オークション開催
セカンダリー視野に

太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)大手ウエストホールディングスが太陽光発電所のオークション販売を本格化する。今年7月の初開催に続き、10月5日に2回目を開いた。稼働済み発電所を売買するセカンダリー市場の創出を睨み、今後は既設の発電所まで対象を広げていく。

インサイドニュース

丸文、営農型太陽光パッケージのラインナップ強化

第一実業、伊技術でO&M本格
ソーラーエッジ、日本向けPCS発売
アップルツリー、電力小売りに本腰
日本PVプランナー協会、エネルギー管理の資格新設
髙嶋電気工事、売上微減16億円
日立産業制御、パネル監視システム用新ユニット10月発売
りょうしんメンテ、O&M受注100MWへ
三協、蓄電池販売強化 電力小売りに参入
電菱、独立電源向けにシャープ製パネル販売
もりや産業、パネル梱包材発売
アキュラホーム、賃貸併用の太陽光住宅発売
中ジンコ製1MWモジュール採用の水上メガソーラーが完成

期待の新星
ペロブスカイトの潜在能力
開発6年でセル効率20%超

3年後に実用化!?

2009年、その太陽電池は日本で産声を上げた。セルの変換効率は5%にも満たなかったが、わずか6年の開発期間で20%超えを記録したという。名はペロブスカイト。どこまで進化するのか。生みの親である桐蔭横浜大学大学院工学研究科の宮坂力教授に訊いた。

     
 
 
       
     
       

新製品 Products Review

1)ETソーラージャパン
交流モジュール年内発売へ
2)ダイシンインターナショナル
新型カーポート架台の取り扱い開始
3)サンテックパワージャパン
積雪地域向け屋根一体型モジュール発売 初年500棟販売へ

 

MARKER&DATA

世界市況データ(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールスポット価格)/2015年度夏季の各電力会社の需給状況/総務省「平成26年全国消費実態調査」による省エネ関連の主要耐久消費財データ/電源別発電実績の推移/新エネルギー等種類別発受電実績/総需要電力量の推移

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発刊日 2015年10月23日
定価 1,940円
コード 80109-10 4910801091052 01796

PVeye 2024年4月号

安定成長に漂う不透明感 オンサイト太陽光最前線

発刊日:
2024年03月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年3月号

過熱する開発競争 蓄電池ビジネスの全貌

発刊日:
2024年02月24日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年2月号

再生可能エネルギー 市場別分析2024

発刊日:
2024年01月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年1月号

飛躍の年になるか 再エネ大予測2024

発刊日:
2023年12月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2023年12月号

低位安定市場に光明 住宅再エネリバイバル

発刊日:
2023年11月25日
定価:
1,980円

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