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PVeye 2016年4月号

特集「太陽電池バトル in Japan」

住宅用争奪戦ついに開幕!

FITを舞台に白熱したメガソーラー受注戦は幕を引き、
太陽電池バトルは第2ラウンドに突入した。
次は自家消費を視野に入れた住宅用争奪戦だ。
日の丸太陽電池VS海外勢。
勝利の女神はどちらに微笑むのか。

【第一特集】

太陽電池バトル in Japan

住宅用争奪戦ついに開幕!

 

いまや太陽電池メーカーは、

3GW以上出荷しなければ、

トップ5にランクインできない。

10年前の世界トップは、

経営危機に苦しむシャープだった。

 

新たなFITでは、買取り価格が一段と下がり、

大規模案件には入札方式が導入される。

「これから日本市場を支えるのは、住宅用だ」

国内外問わず、

太陽電池メーカーの幹部はこう口を揃える。

国内メーカーが8割以上を占める住宅用市場。

海外勢は牙城を崩せるのか。

第2ラウンド開始のゴングが今鳴り響く。

 

 

 

受けて立つ日の丸太陽電池
ソリューション勝負の住宅用太陽光

FITバブルが収束し、迎えた第2ラウンド。

部隊は住宅用太陽光だ。

1990年代から日本の太陽電池メーカーが

開拓してきた市場だけに、国内勢に分がある。

日の丸太陽電池、

負けられない戦いが始まった。

 

 

アンフィニ
親川智行社長
「世界各地に100MW販売で、
成長モデルを築く」

 

〝メイド・イン・ジャパン〟の
価値とは

いったい〝メイド・イン・ジャパン〟に

価値はあるのか。

現在も国内生産を続ける国内大手からは、

〝国産よりも〟〝国内ブランド〟に対する

自信が垣間見える。

 

京セラ
ソーラーエネルギー事業本部
マーケティング事業部
戸成秀道市場開発部責任者
「2019年を視野に入れつつ、
自家消費型に向かう」

 

三菱電機
リビング・デジタルメディア事業本部
電材住設PV事業部杉本年秀
電材住設PV計画部長
「新たなソリューション提案で、
既設住宅市場を復活させる」

 

パナソニックエコソリューションズ社
エナジーシステム事業部
吉田和弘
ソーラービジネスユニット長
「二色の浜は今秋再開へ、
来年度から海外展開を本格化」

住宅用太陽光で国内トップを走る

パナソニック。
FIT開始後も国内の住宅用市場に軸足を置き、

シェアを広げてきたが、

ここに来て海外に目を向け始めた。

 

ソーラーフロンティア
栗谷川悟
取締役副社長執行役員
最高技術責任者
「CIS太陽電池はまだ発展途上
東北工場は商業生産へ向けた
最終段階に」

「技術そのものが発展途上だから、

理想形さえ、まだ見えていない」

ソーラーフロンティア最高技術責任者の

栗谷川悟副社長はCIS太陽電池の

ポテンシャルをこう表現した。
東北工場の量産を控える同社の

技術的展望とは。


カナディアン・ソーラー
ショーン・クゥ(Shawn Qu)
会長兼CEO
「2020年にモジュールシェア
10%超え、IPP世界トップを
目指す」

2015年に世界2位となる4.7GWを出荷した

カナディアン・ソーラー(CSI)。

成長を続けるCSIの描く未来像とは。
ショーン・クゥ会長兼CEOが語った。

 

果敢に攻めいる海外勢
24円も積極対応

住宅用太陽光という日本勢の牙城に

攻め入る海外勢。

長らく難攻不落だったが、

少しずつ効力の糸口が見えてきたようだ。

 

トリナ・ソーラー
フォン・ツーチャン
副社長・技術部門責任者
「変換効率20%を超えなければ
競争力はない」

2015年のモジュール出荷量が

前期比56.8%増の5.74GWとなり、

2年連続世界トップに輝いた

トリナ・ソーラー。

技術トップがコスト戦略を語った。

 

ジンコソーラー
銭晶(Dany Qian)副会長
「日米中で首位を狙う」

2015年に世界トップ3入りを果たした

ジンコソーラー。

銭晶会長が次の一手を明かした。

 

TSEC
寥偉然(William Liao)副総経理
「今年はモジュール販売を本格化」

台湾の新興セルメーカーとして、

2010年の設立以来、

急成長を遂げるTSEC(元晶太陽能科技)。

モジュール生産にも進出し、

さらなる拡大を目指す。

 

AUオプトロニクス
太陽光事業部林培弘事業部長
「ポストFITへ、
製品開発を強化する」

液晶大手の台AUOは昨年550MWモジュールを出荷し、

前年比34%増の成長を遂げた。

次なる戦略はなにか。


ETソーラー
エリック・チャン副社長
「3つの柱で、16年を戦う」

中ETソーラーは、

昨年アンチダンピングの影響を

受けながらも、

モジュールの出荷実績を前年比10%増の

1GWへ伸ばした。

今年は1.2GWを目指し、3つの戦略を掲げた。

 

ソーラーワールド
カーステン・パッドベルグ
統括営業本部長
「自家消費市場は青天井
長期耐久性の価値が急浮上」

経営危機から脱し、

昨年黒字化を実現した独ソーラーワールド。

今年から成長路線を再び歩み始めた。

営業トップの新戦略とは。

 

 

【第2特集】

逆風を跳ね返せ
モノづくり関西の創造と挑戦

FITバブルは終焉を迎え、

市場は縮小に転じ始めた。

だが、コストを低減し、自家消費利用を促して

いければ、需要は喚起できるはずだ。

振り返れば、オイルショックを経て、

エネルギー問題の解決を目指し、

太陽電池技術は発展を遂げた。

主導したのは、関西のモノづくりだ。

彼らは再び目覚めようとしている。


 

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電力自由化
4月1日、ついに号砲

来たる4月1日、電力小売りが
全面自由化される。一般家庭を含む
低圧領域でも電力会社を自由に
選択できるようになる。
年明け1月より契約切替えの
事前受付が本格スタートしており、
既存の電力会社だけでなく、
様々な新電力会社が独自の
料金メニューをひっさげ、
シェア獲得を狙う。

 

 

 

奥松島「絆」ソーラーパーク
東松嶋スマート防災エコタウン
[宮城県]

復興に向けた一歩

市内のほとんどの電気を
再生可能エネルギーでまかなう――。
東日本大震災から5年。
東松島市の慰霊祭で、阿部秀保市長は
力強く語った。

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シュレッター・ジャパン
ドミニク・グリュッツナー社長
「基礎・地盤の強度がカギ
施工前の地盤調査は必須」

太陽光発電所は、20年に亘って強風や積雪

に耐え抜かなければならない。

架台・基礎メーカーは、どのように安全性の

向上に努めているのだろうか。

架台世界大手、独シュレッターの

ドミニク・グリュッツナー日本法人社長が語った。

 
 
 
 
 
   
 
     

西濃建設
ドイツ製杭で24円攻略
住宅用にも力点

4月から太陽光発電の買取り価格が
減額されるが、
EPC(設計・調達・建設)を手掛ける
西濃建設(岐阜県揖斐郡、胸宮正和社長)が
杭基礎の販売・施工に本腰を入れる。
同社の狙いとは。

 

現場の力 匠の力

大津鉄工、
PV事業売上1.7倍
オムロン、
産業用PCS 三相3機種発売
カウント、
三菱商事と太陽光ファンド組成へ
アドテック富士、
傾斜地自動施工装置開発
日本太陽光メンテナンス協会、
保守点検用人工計算ソフト開発
大木無線、
自社発電所8.6MW計画
小澤メンテ、
メンテナンス事業好調
新世紀PV会
専門委員会開催
仏シエル・テール・グループ、
徳島で自社水上ソーラー建設へ
エコフューチャー、
太陽電池内蔵標識販売好調
多摩川HD、
太陽光発電所12MW分譲

いまさら聞けない

太陽光発電の基礎知識

第1回 PV基本用語


春から太陽光発電業界に足を踏み入れた新入社員や
太陽光関連の事業部に配属された方々のための新連載。
第一回は業界でよく使われる基本用語を解説します。

   
 
 
 
 
   
 
   
     

 

年々拡大する太陽光発電の

グローバル市場。
2015年は50GWを超えた模様だ。

そんななか、存在感を高めているのが、

PCS(パワーコンディショナ)メーカーの

サングローパワーサプライ(陽光電源)と

ソーラーエッジテクノロジーズ。

3月に来日した両社のCEOが

ビジョンを語った。

 

サングローパワーサプライ
曽仁賢(Cao Renxin)総経理(CEO)
「15年8GW出荷、今年は10GWへ
日本向け100MW超に」

 

ソーラーエッジテクノロジーズ
ガイ・セラ(Guy Sella)会長兼CEO
「日本で我々の
バリュー・プロポジションを
提供する準備が整った」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[蓄電技術]
キャパシタ最前線
新材料で蓄電容量2倍に

蓄電池よりも充放電のスピードが速く、
劣化の少ないキャパシタ。
芝浦工業大学の松本聡教授は、
新材料電蓄電容量が従来比2倍の
リチウムイオンキャパシタを試作した。
開発はどこまで進んでいるのか。   

 

新製品 Products Review

上海航天機電
ハーフカット両面ガラスモジュール発売
ダイヘン
FEMS用パッケージシステム受注開始

 

MARKER&DATA

 

世界市況データ

(ポリシリコン、ウエハ、セル、

モジュールスポット価格)
2015年モジュールランキングTOP15
セル・モジュール生産能力ランキングTOP25 

     
 
 
 
   

発刊日 2016年03月25日
定価 1,940円
コード 80109-3 4910801090369 01796

PVeye 2024年4月号

安定成長に漂う不透明感 オンサイト太陽光最前線

発刊日:
2024年03月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年3月号

過熱する開発競争 蓄電池ビジネスの全貌

発刊日:
2024年02月24日
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PVeye 2024年2月号

再生可能エネルギー 市場別分析2024

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2024年01月25日
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飛躍の年になるか 再エネ大予測2024

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2023年12月25日
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PVeye 2023年12月号

低位安定市場に光明 住宅再エネリバイバル

発刊日:
2023年11月25日
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