福島原発事故から7年。

被災地はいまだ閑散としているが、太陽光

企業が工場を建設し、雇用が生まれつつある。

人の住めない更地にはメガソーラーが建ち、

街づくりにも太陽光発電が活用され始めた。

被災地に〝太陽光〟が差し込んだ。

 

胎動する企業

萌芽する新産業

福島に太陽光関連企業が集まっている。

被災地発の新製品も生まれた。雇用を創出し、

復興の一助を担えるのだろうか。

 

 

楢葉で働く理由

2017年7月、福島原発事故で被災した楢葉町で

アンフィニの福島工場が稼働した。

スタッフのなかには故郷を追われた人もいる。

楢葉町出身の3人に、いまの率直な思いを

聞いた。

 

福島・浪江で世界最大級の

水素プロジェクト始動

福島県浪江町で世界最大規模の水素エネルギーシステムが建設される。

再エネの有効活用と電力系統の安定運用を図る

狙いだが、雇用創出の呼び水としても期待が

大きいようだ。

 

人を動かす太陽光発電

岩手・野田村だらすこ市民共同発電所

 

 

発電事業で

土地活用と復興支援を

原発被災地における太陽光発電所開発の意義は大きい。農業の継続が困難な土地の有効利用につながるほか、売電収益の一部を被災地に

還元できるからだ。

 

 

地域主導メガソーラーで技能を磨く

被災地ではメガソーラーで技能を磨く取り組みもある。地域主導による再エネ推進に役立てる狙いだ。

 

災害に強い街づくりも太陽光で

被災地で太陽光発電を活用した街づくりの事例が増えてきた。有事の際も電力供給を絶やさないようにして災害に強い街をつくるのが目的だ。復興の足がかりになるかもしれない。

 

 

 

国際展示会で見えた新潮流

世界大手が語る事業観

2017年、世界の太陽光発電導入量が

100GWの大台に乗ったという。15年時は

50GW程だから、2年で2倍に急拡大したことになる。

市場はどこまで成長し、

事業はどう展開していくべきか。

世界の経営トップが事業観を明かした。

 

「市場はまだまだ拡大する」

カナディアン・ソーラー／

ショーン・クゥ 会長兼CEO

 

「パネル10GW出荷 2年連続世界一」

ジンコソーラー／銭晶副社長

 

「日本とインドに本格参入」

ジンエナジー／譙鍇ストラテジー＆

マーケティングゼネラルマネージャー

 

 

製品別に徹底分析

最新トレンドを追う!

パワーコンディショナ／太陽光パネル／

蓄電システム／架台・基礎／その他

 

2月28日から3日間、『スマートエネルギー

ウィーク2018』が都内で開催された。

バラエティに富んだ商品が会場を彩る

展示会は、最新動向を捉える絶好の機会だ。

今年のトレンドを製品別にまとめた。

​

国内最大メガソーラー

再始動も、前途は多難か

5年間停滞していた国内最大のメガソーラー

計画が再始動したとの発表があった。長崎・

宇久島に480MWもの太陽光発電所を建設する夢の一大事業である。

だが山積する課題は未解決のままだ。

 

 

蓄電池に代わる19年問題対策!?

東電グループが余剰電力の預かり検討

太陽光発電の余剰電力を一時的に〝預ける〟

ことができるようにと、東電グループが

実証実験を始めた。

蓄電池に代わる２０１９年問題の新たな対策に

なりそうだ。

 

安全性、密度が大幅向上?

リチウム全固体蓄電池の実力

用途の広いリチウムイオン電池だが、

安全面で課題がある。

そんななか、不燃性の固体電解質を用いた

リチウム全固体蓄電池が注目だ。

第一人者の菅野了次東工大教授に話を聞いた。

サンテックパワージャパン 高瞻 社長

「既築住宅市場に力点

19年に向けた準備進める」

 

トリナ・ソーラー・ジャパン
影に強いハーフセル搭載パネル発売

多結晶型を追加

 

サンコー
太陽電池搭載の回転ハンガー

 

ニチコン
トライブリッド蓄電システム発売

 

世界市況データ（ポリシリコン、ウエハ、

セル、モジュールスポット価格）／

東証インフラファンド市場における

上場銘柄の株価推移／

日本卸電力取引所におけるスポット市場の

平均取引価格推移／

日本の温室効果ガス排出量／

モジュール出荷量ランキング2017／

セル・モジュール生産能力ランキング

TOP25／

ZEH補助金の申請・決定件数推移／

リチウムイオン蓄電池の国内生産・販売量推移