パナソニックエコソリューションズ社は6月24日、住宅用太陽光発電システム「HIT240α/245α、HITハーフタイプ120α」のモジュール出力保証期間を従来の10年から20年に延長すると発表した。同製品は、6月27日より受注開始する。
　パナソニックのHIT太陽電池は、1997年の販売開始以来、日本だけでなく、世界各国の都市や住宅に採用されている。2012年の米・IEEEコーポレートイノベーションアワードをはじめ、太陽光発電や環境分野に関わる世界中のさまざまな賞も受賞してきた。また、2012年8月にJISQ8901認証を取得したほか、同年9月PID耐性実証、2013年4月にはドイツにおける安全規格TÜVの長期信頼性試験に合格するなど、長期信頼性向上や品質保証体制強化にも積極的に取り組んできた。
　今回新たに行う20年のモジュール出力保証は、太陽電池モジュールの出力がJISC8918の6.1（性能）に示された公称最大出力に対して、10年で81％未満、または20年で72％未満となった場合に保証するというもの。対象となるモジュール品番は、「VBHN240SJ21」、「VBHN245SJ21」、「VBHN120SJ21」。住宅用太陽光発電システムを構成する機器の保証（機器瑕疵保証）は従来通り10年間。
　同社は、「今後も、太陽光発電システムの高効率化に向けてさらなる技術開発を進めるとともに、お客様に長く安心してご使用いただける太陽光発電システムを提供してまいります」とコメントしている。