メーカーの挑戦

「東北から世界が見えてきた」

ソーラーフロンティア 平野敦彦 代表取締役社長

東北工場が本格生産に入り、世界展開への準備が整い始めたソーラーフロンティア。だが、円高の逆風が吹き荒れる一方、足元の国内市場も改正FITで揺れうごく。平野敦彦社長はどう舵を取るのか。

──改めて、東北工場の位置づけは?

東北工場は世界展開へのマイルストーンだ。我々が目指しているのは、世界の需要地でパネルを生産し、販売していく地産地消モデル。そのためには、コスト競争力のあるパネルの生産技術と、付加価値販売のためのビジネスモデルを構築しなければならない。生産技術と市場開拓、この2つの機が熟したとき、我々は世界に打って出る。

このうち、生産技術は、東北工場の稼働で大きく前進した。高出力製品をコンパクトなラインで生産できるようになったので、後はW単価30セント台の製造コストでパネルを生産できるという確証が得られれば、準備が整ったことになる。

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