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V2Hの選択肢拡大へ

パナ、オムロンが23年発売の新製品を披露

国内最小・最軽量のV2H

一方、オムロンソーシアルソリューションズも12月6日に同社初のV2X(車からの電力供給)設備を発表、23年5月に発売する。住宅用のほか、産業用としても供給する方針だ。

製品の最大の特徴は、国内最小・最軽量であること。主要機器の質量は、V2X用PCSが約21.5kg、充放電ケーブルを通じてEVと接続するEVユニットが約27kgと軽く、1人での運搬・施工を可能とした。

同社エネルギーソリューション事業本部事業開発部商品戦略グループの鈴木啓也氏は、「狭小地でも設置できるほか、重塩害や積雪対応品も揃えた。メーカーを問わず、既設の太陽光発電設備や蓄電設備との連携にも対応していく」と語る。

販売価格はオープン価格としたものの、鈴木氏は「販売価格は重要な要素だと認識している」とも話す。

オムロンのV2X設備『KPEP-Aシリーズ』のEVユニット。充放電ケーブルを通じて車両と接続する。自立型と壁掛け型を揃える

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