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「事故を招いたCF20は全数当社の責任で新機種に交換します」

C&Fジャパン 漆谷敏郎社長

事故発生から3ヵ月後、C&Fグリーンエナジーは日本法人C&Fジャパンを設立した。同社の社長に就任した漆谷敏郎社長が今後の対応について語った。

これまでは、複数の代理店がアイルランドの本社から直接機器を仕入れていたため、明確に代理店を把握できていない部分もあり、機器の運用や部品管理において厳格なルールがなかったのです。徹底した管理体制が敷かれていれば、このような事故は防げたかもしれません。

日本の会社として、今後はきちんとした体制を整えるために、日本法人のC&Fジャパンを設立しました。今後は、機器や部品の管理はすべてC&Fジャパンで行い、純正部品を使うよう指導を徹底します。機器設置は、自社の施工チームが行い、代理店から希望があれば、講習を受けてもらい、安全性を確保したうえで施工できる体制を整えます。

来年には日本に遠隔監視のミラーリングサイトを設立する予定で、発電設備の監視と緊急停止がリアルタイムでできる状態を備える予定です。

今回事故を招いた旧機種『CF20』は、既設の9基と、設備認定を申請しているものすべてをNK認証の取得が確認され次第、当社の責任において新機種の『CF20 JAPAN』に交換させていただきます。タービンの交換工事の際の売電損失は、発電事業者と代理店の間で結ばれた契約内容にもよりますが、代理店からの要望があれば対応します。事故の被害を受けた発電事業者とは現在も協議を進めている最中で、NK認証の取得が確認でき次第、今後について話し合っていきます。

事故が発生した青森県横浜町では、小型風力に関するガイドラインが制定されましたが、当社にも説明責任があります。横浜町には当社から基準を緩和した新たなガイドラインを提案するつもりです。今後はすべての自治体に対して、機器の設置場所や緊急停止の仕方を把握できるよう書類を提出する方針です。

売れればいいというスタンスではなく、小型風力を普及させるためにどうすべきか、メーカーとして業界のリーダーたる姿勢を見せていきたいと思っています。

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