TMMジャパン金津村田製作所にカーポート架台販売
太陽光架台製造の中・マウント・メーカーズの日本法人、TMMジャパン(東京都新宿区、張暁霞社長)は2021年11月4日、村田製作所の生産子会社、金津村田製作所にカーポート用架台が採用されたと発表した。これを機にカーポート用架台の販売に力を入れる構えだ。
同社は今回、出力383kWの太陽光パネルを搭載した駐車台数167台分のアルミ製カーポート用架台を提供した。耐荷重設計を強化し、積雪1.75m対応品として納入、顧客の要望に応えた。
親会社のマウント・メーカーズは、太陽光パネル用架台を世界各国へ輸出し、累計販売実績は1GWに達している。日本向けにも力を入れ、17年には日本法人を設立。主に地上設置型の太陽光発電所向けアルミ製架台を多数出荷し、20年末までの日本向け販売実績は累計100MWにのぼる。
21年の日本向け架台の販売量は前年比横ばいの約15MWを見込んでいるが、21年3月頃から自家消費用架台の受注が増加。21年の販売量の半数は自家消費用架台だという。
同社の張暁霞社長は、「自家消費のニーズに応える新たな取り組みとしてカーポート用架台の販売に力を入れていく」と方針を語る。
なお今回のカーポート用架台はEPC(設計・調達・建設)を手掛けたユアサ商事を通じて納品された。