中・シーサンパワー 660Wパネル発売
太陽光パネル製造の中・シーサンパワーは2022年1月から出力660Wの新製品を日本へ出荷する。高出力品の販売で太陽光発電設備の施工費の低減に寄与したい考えだ。
同社は210㎜角セルを搭載した出力660Wの太陽光パネルを片面発電タイプと両面発電タイプの2種類開発し、21年9月頃から東南アジアや欧米、中東で販売してきた。日本でも2種類を発売し、22年1月にまず片面発電タイプを約1700枚出荷する予定だ。
同社日本法人のシーサンパワージャパンテクノロジー(東京都千代田区、劉雲洲社長)は高圧・特別高圧太陽光発電所へのパネル販売に力を入れている。21年のパネル販売量は前年とほぼ同量の約6.7MWで、架台やPCS(パワーコンディショナ)なども販売しており、21年の売上高は前期比横ばいの約5億円となる見通しだ。
同社の平林裕営業部マネージャーは「パネルの価格が高騰するなか、引き合いが増えている」とし、22年は太陽光パネル販売量30MW、売上高20億円を目指すという。