マーチャント・バンカーズ、太陽光発電所投資に本腰
不動産投資のマーチャント・バンカーズ(小貫英樹社長)は2022年1月11日、太陽光発電事業を開始すると発表した。アビスジャパン(東京都豊島区、笹尾隆社長)と提携し、主にFITを活用して太陽光発電所を開発していく。初年度3億円程度の投資を計画している。
資本関係のあったアビスジャパンが21年9月に太陽光発電所建設の事業譲渡を受けたのを機に参入した。
同社の髙㟢正年副社長CFOは「マンション投資よりも太陽光発電所投資の方が、収益性が高いと判断した。全量売電だけでなく、自家消費も検討していく」と語る。
マーチャント・バンカーズは、1947年3月に繊維事業会社として設立。61年に大阪証券取引所第二部に上場し、国内繊維事業撤退後の2003年に不動産投資事業に着手。13年には東京証券取引所第二部に移行し、現在は国内海外の不動産投資や売買、仲介のほか、宿泊施設や飲食施設を運営している。22年3月期の売上高は前年度比62%増の約26億5千万円を見込む。