ササキコーポレーション、太陽光向け草刈機の受注好調
農業機械製造のササキコーポレーション(青森県十和田市、佐々木一仁社長)はこのほど、草刈機械の受注が発売初年度70台に達したことを明かした。当初目標の4割増しと好調で、全体の7割が太陽光発電所向けに出荷したという。
同社は電動リモコン式の作業機械を開発。標準品として走行本体に草刈用刃などで構成する付属部品を取りつけて販売している。付属部品は他に、除雪や運搬用途のものもある。
本体は着脱式のリン酸鉄系リチウムイオン蓄電池で動く。本体の全高は40㎝。最大35度の傾斜地まで走行できる。無線リモコンで操作し、150mほど離れた場所からでも操作できる。
同社は同製品を2018年5月に商品化し、代理店を通じて販売。使用現場の見学を希望する声もあり、同社や代理店が太陽光発電所に赴いて実演する場合もある。最近は太陽光発電のメンテナンス会社が代理店になるケースもあるようだ。
同社営業本部の齋藤徹本部長は「次のテーマは省人。自動走行機能の追加も検討している」と今後の商品開発の方針を示した。