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白崎コーポ、10年保証つき防草シート発売

7年リースも可能に

防草シート製造の白崎コーポレーション(福井県鯖江市、白崎弘隆社長)は7月23日、太陽光発電所向けの10年保証つき防草シートの提供を開始した。全面敷設が保証条件の一つであることから、低圧太陽光発電所を中心に提案していく。

同社がこのほど始めた10年保証は、保証期間内に防草シートを敷設した範囲内で発電に影響を及ぼさないよう除草やシートを補修するというもの。契約から3年は報告書つきの点検を年1回実施し、4年目以降はオンコールによる駆けつけ対応を行う。自然災害や事業者の過失などは保証の対象外だが、長期保証のもとで防草シートを利用できる新たなサービスだ。

ただし、10年保証を利用できるのは全面敷設のみであるうえ、防草シートは防草効果を高める補助資材を合わせた「フルスペックでの採用が条件」(太陽光O&M特販営業部の鎌田弘章エリアマネージャー)。施工については、同社が施工指導及び確認を行う。

また、10年保証と同時にリースを用意。法人であれば、動産保険つきの7年リースを活用することも可能だ。

同社は20年以上にわたって防草シートを製販。主に公共機関向けに納入しているが、ここ数年は太陽光発電所での採用も増加。太陽光発電所向けの累計実績は500万㎡以上に及ぶという。

同社製防草シートの特徴は耐候性の高さ。表面にポリエステル柔不織布、裏面にポリエステル高密度不織布を使用し、信頼性を高めており、耐用年数は10年。鎌田マネージャーは、「すでに15年以上が経過した設置実績もある」とも話す。

太陽光発電所のO&M(管理・保守)において、雑草対策は重要な管理の一つ。雑草が太陽光パネルの影となったり、機器内に侵入することもある。対策としては定期的な草刈りや除草剤のほか、雑草の発生を抑える防草シートも有効な手段だ。

鎌田マネージャーは、「防草シートは適切な施工や管理をすれば、年間通じて雑草の発生を抑えられ、省力化にもつながる」としたうえで、「特に全面敷設しやすい低圧太陽光発電所向けに提案を強めたい」と語った。

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