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東電、住宅用太陽光発電の試算サービス開始

試算結果のイメージ

東京電力ホールディングス100%子会社の東京電力ベンチャーズ(東京都千代田区、赤塚新司社長)は8月5日、住宅オーナー向けに太陽光発電試算サービスの提供を開始した。専用ウェブサイトで住所を入力するだけで、太陽光発電設備の設置による電気代の節約効果などが分かる。提携する販売・施工会社の紹介も行う。

東電ベンチャーズは米グーグルが欧米で提供している太陽光発電シミュレーション技術を活用する。同技術は住所から屋根の形状や傾斜角などを割り出して太陽光パネルの設置可能枚数や発電量を試算する。この技術とともに、東電ベンチャーズは東電グループが持つ顧客の電力需要データなどを用いて、年間の電気代削減額などを算出する。

住宅オーナーは同サイトから見積りを依頼することもできる。その際に東電ベンチャーズは提携先の販売・施工会社を紹介し、手数料を得る。販売・施工会社は営業費を低減できるメリットがある。

東電ベンチャーズの赤塚新司社長は、「まずは売り切りの太陽光発電設備を対象とするが、今後は第三者所有モデルへの対応や、蓄電設備なども検討していきたい」と話す。

同社は同事業で2020年までに3億円の売上げを目指す。

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