Inside News

パートナーズ、営農用太陽光発電所を竣工

千葉エコが支援

太陽光発電設備の販売・施工を手掛けるパートナーズ(宮城県気仙沼市、澤井仁社長)は2020年3月30日、宮城県気仙沼市で、低圧の営農用太陽光発電所を運開した。千葉エコ・エネルギーの支援を受けた。営農用太陽光発電所の開発は今回が初めて。

1500㎡の農地を借り一時転用して架台を組み、中ジンコソーラー製の太陽光パネルを計85.8kW設置したうえでソーラーエッジ製のPCS(パワーコンディショナ)49.5kW分と繋いだ。地上から地面までの高さは2m以上、アレイ間は6m以上確保し、営農がしやすいように工夫した。アレイ間を6m以上にすることで、採光率を高める効果も狙った。発電した電力は1kWhあたり32円で東北電力に全量売電する。

同社が営農用太陽光発電所を運営するのは今回が初めて。農業大学を卒業した新入社員が入社したり、インターン生が参画したりしたこともあって参入したという。

下部の農地では、地権者の営農者が、牧草の一種であるオーチャードグラスを栽培する。営農者が飼育している牛の飼料として生産する。

営農用太陽光発電のコンサルティングを手掛ける千葉エコは、一時転用許可の申請を進めるにあたって助言をしたり、下部の農地での牧草栽培に関する意見書を発行したりしたという。

パートナーズが開発した営農用太陽光発電所。下部農地で営農がしやすいように設計している

Inside News を読む

一覧を見る