日本カーボンニュートラル推進協議会 設立記念会開催
日本カーボンニュートラル推進協議会は2022年3月24日、設立記念会を都内で開催した。菅義偉前内閣総理大臣や山口壯環境大臣、自民党再生可能エネルギー普及拡大議員連盟の秋本真利事務局長などが登壇し、リモートの参加者も含めて104名が集った。
記念会では、東京大学の瀬川浩司教授によるペロブスカイト太陽電池の講演のほか、複数の登壇者が脱炭素推進への見解を語った。
同協議会は21年8月、産官学連携で脱炭素化を推進し、日本経済の発展に資することを目的に設立。民間企業の会員を集め、セミナーや研究会を開催して情報共有を図るという。同協議会の長友隼人エリック理事は、「セミナーや部門ごとに研究会を開く。セミナーでは長期的な方向性を示し、実現に向け、研究会で情報交換していく」とし、政策提言も行う方針を示した。
同協議会の藤島司常務理事は「50年までに温室効果ガス排出ゼロを表明した菅前首相からも応援していただいた。期待に応えていきたい」と意気込んだ。
同協議会は、正会員から月額2万円、賛助会員から同1万円の会費を募って運営。現在約50社の正会員が参加している。