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タカラレーベン、大阪ガスと太陽光発電所開発で協業

今回大阪ガスが出資参画したファンドは82ヵ所35.5MWの太陽光発電所を保有する。写真は『根室市花咲港太陽光発電所』

不動産開発のタカラレーベンは2022年3月29日、大阪ガスと太陽光発電所に関する協業に合意したと発表した。タカラレーベン子会社、レーベンクリーンエナジー(=LCE)の開発力を活かし、FITを活用しない〝非FIT〟のもとで太陽光発電所を開発していく方針だ。

両社はこのほど太陽光発電所の開発や保有に関する協業に合意した。まずはLCEがFITを活用して開発した82ヵ所計35.5MWの太陽光発電所を保有・運営する私募ファンド『レーベンエナジー1号』に、大阪ガスが出資参画した。

同ファンドは、タカラレーベンやLCE、リコーリース、ACAブリッジの出資によって21年10月に設立。今回、大阪ガスはACAブリッジの出資持分の一部を取得した。ファンドが保有する太陽光発電所は全て稼働済みで、発電した電力は特定卸供給のもとで大阪ガスが活用していく。

今後両社は、非FITを中心とした太陽光発電所の開発に取り組む方針で、タカラレーベングループが開発した太陽光発電所を共同保有しつつ、大阪ガスが再エネ電力を引き受ける予定だ。

タカラレーベンは、これまでにLCEによる110MWの高圧太陽光発電所を含む約360MWの太陽光発電所を開発してきた。21年秋から非FITの発電所開発に本腰を入れている。

LCE会長を兼務するタカラレーベンエネルギー事業部の舟本哲夫事業部長は、「すでに非FIT発電所向けに50MW程度の土地を確保した。系統連系可能かどうかなどを精査していく」としたうえで、「地域の不動産会社や再エネ会社などとも協力しながら開発力を伸ばしていきたい」と語る。

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