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オーデリック、トライブリッド型蓄電設備を発売

照明制御技術と連携。発電量や蓄電池残量、売買電状況が一目で確認でき、照明の遠隔制御もできる

照明器具メーカーのオーデリック(東京都杉並区、伊藤雅人社長)はこのほど、ニチコン製トライブリッド型蓄電設備を発売した。自社の照明制御技術と組み合わせて提供する。太陽光電力の効率的な活用に寄与する。

トライブリッド型蓄電設備とは、太陽光発電用、蓄電用、EV(電気自動車)用PCS(パワーコンディショナ)が一体となったトライブリッドPCSを搭載した蓄電設備。オーデリックは同設備に自社の照明制御技術を搭載したタブレットを組み合わせて、自社ブランド品として代理店などへ販売する。

同社は、住宅オーナーがタブレットで太陽光発電の発電量や蓄電池の残量、売買電状況を確認できるほか、照明のオンオフを遠隔で制御できるようにした。さらに、蓄電残量にあわせて自動で照明を調光する機能も付与。

現在、遠隔制御できるのは同社の照明のみだが、今後はエコーネットライト対応の空調設備なども制御できるようにしていく方針だ。

同社営業本部の冨樫淳一営業本部長付マネージャーは、「まずはコストを抑えるため、最低限の機能だけ持たせた」と説明する。販売目標などは定めていない。

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