Inside News

シーラホールディングス 再エネ100%のデータセンター運用開始

有木充社長

不動産事業を手掛けるシーラホールディングス(東京都渋谷区、湯藤善行社長)は2022年5月26日、データセンターを運営するRE100ドットコムを設立したと発表した。消費電力の100%を再生可能エネルギー電力で運営する方針だ。

クラウドサーバーの利用が拡大し、データセンターの運営需要が増えるなか、シーラHDはデータセンターの消費電力を100%再エネで賄う新会社を設立した。新潟県湯沢町内のコンテナ型のデータセンターに直流出力計112.05‌kWの低圧太陽光発電設備を導入し、全量自家消費しつつ、バイオマス発電所からも供給して使用電力の100%再エネ化を図る計画だ。22年8月以降着工し、年内に完工させる。

RE100ドットコムの有木充社長は、「太陽光パネルによる遮熱効果も検証する。長野県飯田市でも再エネのデータセンターを運営する計画だ」と語った。

シーラHDはAI(人工知能)技術で不動産相場の予測するデベルと、太陽光発電所開発の日本太陽光発電を子会社に持つ。7月にはRE100ドットコムをシーラバイオテックへ社名変更し、本店を新潟県湯沢町に移す予定だ。

Inside News を読む

一覧を見る