アンデコ O&M業務改善 ソフト発売
IoT(モノのインターネット化)関連のコンサルティングを手掛けるアンデコ(大阪市、早川慶朗社長)は2022年6月1日、太陽光発電所のO&M(管理・保守)専用のソフトウェアを発売した。業務改善効果を訴求し、O&M企業に拡販していく構えだ。
同社は太陽光発電所の点検・管理業務をクラウド上で一元管理できるソフトを開発した。作業員が点検結果を写真付きで記録したり、太陽光発電所の図面や設置機器の詳細情報を登録したりできるようにして点検報告書の作成業務などの簡素化を図った。
鈴木健之専務取締役は、「O&M業務は管理工数が多いうえ、作業員が点検後に事務所に戻って報告書を作成するため、時間がかかる」としたうえで、「タブレット端末を活用して現場で撮影した写真をクラウド上に保存すると簡単に点検報告書が作成できるようにした」と説明する。
特徴的なのは、料金形態で、同社は定額課金を採用した。低圧太陽光発電所3ヵ所まで登録料を無料とし、4~10ヵ所まで5000円とした。高圧・特別高圧太陽光発電所の登録料は低圧の約1.5倍を想定。顧客とは最低3ヵ月間の契約を交わすことを条件とした。
同社は顧客の要望に合わせて、4K対応カメラを用いた3D空間撮影で太陽光発電所の細部までを図面化し、機器の型番まで鮮明に撮影するサービスも提供する。