フィールドロジック、売上19%増8.6億円
遠隔監視装置を開発するフィールドロジック(大阪市北区、木村敏社長)は、2020年6月期決算の売上高が前年度比19%増の8.6億円だった。特別高圧案件への販売が好調だった。
特高向けの出荷が売上高の3分の1程度を占めた。10~20MW規模の太陽光発電所に10件程度監視装置を出荷したという。その他、全量売電の高圧案件や、学校・公民館などの施設向けの販売が好調だった。
21年6月期は9億円の売上高を見込む。自家消費案件用のPCS(パワーコンディショナ)制御装置の拡販に力を入れる考えだ。前期は同製品の出荷は30台程度だったが、20年度はその3~4倍になると見ている。
木村社長は、「自家消費の場合、案件ごとにカスタマイズする必要があり、提案は簡単ではないが、そこが当社の商機と捉えている」と述べた。特高案件向けはすでに19年度並みの受注が確定しているという。