ギガソーラー、福島・富岡で非FIT太陽光発電所開発へ
出力1.7MW
太陽光発電所開発のギガソーラー(東京都港区、青木克伸社長)は2022年6月20日、約2.4億円投じて福島県富岡町内で出力1.7MWの太陽光発電所を建設すると発表した。FITを活用しない〝非FIT〟で開発する方針である。
同社は富岡町内で1万6000㎡の土地を押さえ、直流出力1.7MW、交流出力1.25MWの太陽光発電所の開発を計画。非FIT第1号案件として22年度内にも稼働させる予定である。
太陽光パネルは中・ロンジ・ソーラー製を、PCSは中・ファーウェイ製をそれぞれ採用する。土地の開発からEPCやO&Mまで自前で手掛けるが、発電量予測などの業務はアグリゲータに委託する。
すでに電力消費者数社から再生可能エネルギー電力の購入依頼があり、稼働後は再エネ電力を電力消費者に供給するが、一部は電力卸市場へ卸して非化石証書を販売する予定だ。なお、現在ノンファーム型で東北電力と系統接続を検討しており、22年9月末の検討結果次第で着工する。
ギガソーラー開発事業部の田中朝浩部長は、「今後は、福島県内の転用可能な第2種農地を中心に土地を探し、開発を進めたい」と語り、福島市や相馬市で太陽光発電所の建設を検討している。
ギガソーラーは14年に設立。太陽光発電所の開発実績は120MWに達した。イタリア・MDB製のラジコン草刈機などの重機も販売している。