中・ジンコ、22年上期パネル18.2GW出荷
2年振りに上期首位へ
中国の太陽光パネル大手であるジンコソーラーは2022年8月26日、22年上期(1~6月)に18.21GWの太陽光パネルを出荷したと発表した。上期で世界首位に立った模様で、通期では35~40GWの出荷を見込む。
同社は22年第1四半期(1~3月)に前年同期比76%増の8031MW、第2四半期(4~6月)には同156.1%増の10183MWの太陽光パネルを出荷した。上期合計のパネル出荷量は同113.3%増の18.21GWとなった。
他の世界大手の22年上期のパネル出荷量を見ると、2年連続世界1位のロンジ・グリーンエナジー・テクノロジーが18.02GW、トリナ・ソーラーが18.05GW、JAソーラーがセルを含めて15.67GWだったことから、ジンコが20年上期以来、2年振りに上期出荷量で世界トップに躍り出た模様だ。
同社は第3四半期(7~9月)に9~10GW、通期ではn型単結晶パネル10GWを含む35~40GWのパネル出荷を見込む。肉薄するロンジやトリナといった中国大手との世界1位を巡る競争は激しさを増しそうだ。
なお、日本市場では3年連続で1GW超を出荷し、市場占有率1位に立つジンコだが、22年上期も好調を維持し、出荷量が500MWを超えたという。通期では1.1~1.2GWを目指し、住宅用蓄電設備とともに提案を強めている。