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テラモーターズ 、工場などにEV充電器の無償設置開始

電動二輪製造のテラモーターズ(東京都港区、上田晃裕社長)は2022年8月31日、太陽光発電設備のある施設向けにEV(電気自動車)充電器の設置を始めた。施設の所有者には充電器を無償で提供し、EVの利用者から利用料を徴収する。まずは100基程度導入していく。

同社は、22年4月よりEV充電器の設置を始め、マンションのオーナーなどへ無償で提供してきた。今回は主に工場における再生可能エネルギーの余剰電力を有効活用する手法として提案する考えである。

出力3kWと6kWの普通充電器のほか、50‌kWと100kWの急速充電器も用意し、独自に開発したアプリケーションを提供する。アプリでは、管理者が充電量や予約状況を管理できるうえ、利用者は充電状況や利用料を確認でき、決済を行うことができる。施設の所有者と10年の契約を結び、EVの利用者から利用料を徴収して設備投資を回収していく。

同社の徳重徹会長は、「太陽光パネル搭載カーポートのある工場などへ提案する。社員の福利厚生などに活用してもらえたら」としたうえで、「23年3月までには太陽光発電設備以外への導入も含めて1000ヵ所、3000基の設置を目指す」と話す。

同社は『次世代自動車振興センター』の補助金を活用する方針。今後は太陽光カーポートメーカーとの協業も視野に入れているようだ。30年までにEV充電器を15万基設置する目標を掲げている。

同社が提供するEV充電器。アプリで充電状況などを確認できる

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