ループ、有機薄膜太陽電池発売
有機薄膜太陽電池『Heliasol436-2000』
電力小売りのループ（東京都台東区、中村創一郎社長）は2022年8月26日、独・ヘリアテック製の有機薄膜太陽電池を発売すると発表した。22年度内にも太陽光発電のEPC（設計・調達・建設）企業や商社などへ提案していく構えだ。
今回の製品は、従来置けなかった荷重制限のある屋根上や壁面に設置できる軽量かつ柔軟な樹脂製の太陽光パネル。背面に専用の接着剤を塗って固定すれば、簡易に設置できる点が特徴だ。
同社は、ヘリアテックの日本総代理店として、変換効率7.2％の出力50W品と8％の55W品の2種類を販売する。双方とも寸法は横2000mm×縦436mm×厚さ1.8mmで、質量は2kg／㎡未満。製品保証期間は5年で、出力保証期間は20年。価格はW単価400～500円程度となる模様だ。
2020年10月、立命館大学と実証試験を実施した