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ファイブワークス、太陽光パネル洗浄機販売

ソーラークリーノ製の大型洗浄機 。小型洗浄機も揃える

太陽光パネル洗浄のファイブワークス(愛知県瀬戸市、松本豪社長)は2022年9月、2種類の太陽光パネル洗浄機の販売を開始した。発電事業者やO&M(管理・保守)業者向けに初年度20台の販売を目指す。

商品は、散水しながら前後2つ搭載されている幅800mmの円筒上のブラシを回転させてパネルの表面を洗浄する装置。200m以内であれば、利用者は無線で操縦できる。

ルクセンブルクの太陽光パネル洗浄機メーカー、ソーラークリーノの製品で、ファイブワークスは22年2月にソーラークリーノと総代理店契約を結び、このほど大型機と小型機の取扱いを始めた。

ファイブワークスの松本社長は、「当社で大型機と小型機を1台ずつ所有し、洗浄を始めたところ、顧客から洗浄機を購入したいという要望があったので洗浄機の販売も始めた」と経緯を述べたうえで、「今後は洗浄業者と連携してパネル洗浄の業務効率化を図っていきたい」と抱負を語った。

両機とも蓄電容量480Whリチウムイオン蓄電池が搭載されており、連続運転時間は大型機が2.5時間、小型機は4時間である。

処理量は大型機の場合、1時間あたり約170kW程度だから、パネル出力400kW規模の太陽光発電所であれば、大型機1台で3時間以内に処理できる。

価格は、大型機が税抜650万円、小型機は450万円。寸法は、大型機が幅1300mm×奥行き1450mm×高さ350mm、小型機は800mm×860mm×350mm。

ファイブワークスは07年に設立後、主にビルの窓清掃を手掛け、17年2月からパネルの洗浄を始めた。22年8月末時点のパネル洗浄実績は累計3.6GWである。

松本豪社長

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