宜野湾電設 ドローン活用のO&M開始へ
太陽光発電設備の設計・施工を行う宜野湾電設(沖縄県宜野湾市、仲村明社長)は2022年内にドローン(無人航空機)を活用したO&M(管理・保守)サービスを開始する。住宅用と産業用を合わせて250にのぼるO&Mの既存顧客にドローンを用いた点検を進める方針だ。
ドローンを活用すれば、足場を設置できない建物など、目視点検が困難な場所の点検で作業の効率が上がる。社員に操縦免許を取得させ、点検の内製化を図る方針だ。
沖縄県は台風の到来が多い。同社はドローンに赤外線カメラを搭載し、雨漏りの特定にも活用したい考えだ。
同社の仲村明社長は「代理店が県内に存在しない太陽光パネルメーカーやPCS(パワーコンディショナ)メーカーもあるため、メーカーから直接、保守点検を依頼されることも多い。受注体制を強化していく」と語る。
なお、同社は中・DJI製のドローンを採用する。建築会社向けにサブスプリクション(定額課金)のサービス提供も予定する。