22年度第3回FIT・FIP入札、結果公表
募集容量届かず低調続く
電力広域的運営推進機関は2022年11月25日、22年度第3回目のFIT及びFIP(フィード・イン・プレミアム制度)の入札結果を公表した。過去2回と同様に募集容量に届かなかった。
22年度のFIT及びFIPの入札では、全4回の実施を計画しており、今回で3回目。落札結果は、FIP入札が11件137.2MW、FIT入札が17件11.3MWだった。
いずれの募集容量も過去2回と同様に、出力1MW以上の太陽光発電所のFIP入札が計175MW、250kW以上1MW未満の太陽光発電所のFIT入札が計50MWだった。両方とも入札参加資格の審査のために提出された事業計画の段階から募集容量に到達せず、実際に応札した全案件が落札された。
上限単価はいずれもkWhあたり9.75円と、前回入札の加重平均落札単価を下回る単価が設定されており、価格低減は進んだと言える。それぞれの最低落札単価と加重平均落札単価はFIP入札が9.65円と9.73円、FIT入札が9.5円と9.7円だった。
なお、次回の22年度第4回入札の募集容量はこれまでと同じFIP対象分が175MW、FIT対象分が50MWとなる。審査や応札などを経て23年3月10日に落札結果が公表される予定だ。