野田建設 営農用太陽光施工累計6.2MWへ
建設会社の野田建設は(岐阜県関市、野田康彦社長)は、営農用太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)実績が2023年5月で累計50件6.2MWに達する模様だ。子会社の野田農産とともに営農用太陽光発電事業に力を入れる構えである。
同社は14年、岐阜県各務原市内の農地に直流出力197kW、交流出力250kWの太陽光発電所を建設、岐阜県内初の営農用太陽光発電所を稼働させた。営農子会社の野田農産では、3ヵ所の営農用太陽光発電所を運営し、下部の農地では米を栽培している。
16年には『永続農家推進協議会』を発足し、現在は農家やEPC企業、コンサルティング企業ら会員100名に農地転用の情報を提供するなど営農用太陽光発電の事業支援も行う。同社環境エネルギー課の安江孝基課長代理は、「協議会の会員に対して営農用太陽光発電の事業化を支援し、施工を受託することもある」と語る。
同社は07年に住宅用太陽光発電設備の施工を始め、12年にはFITを活用した太陽光発電所の開発を開始。14年から営農用太陽光発電所の建設に力を入れている。