ちゅうぎん 再エネ新会社設立
PPA展開へ
ちゅうぎんフィナンシャルグループは2023年2月28日、再生可能エネルギーの事業会社を設立すると発表した。PPA(電力売買契約)のスキームで地域の自治体や企業に電力を販売していく。
同社は100%子会社のちゅうぎんキャピタルエナジーを通じて1億円出資し、23年4月3日に岡山市内で新会社、『ちゅうぎんエナジー』を設立する。自治体や企業にPPAで再エネ電力を販売しつつ、蓄電池やEV(電気自動車)を導入するほか、脱炭素化のコンサルティングも行う。
同社グループの営業地域である岡山県や香川県、広島県、兵庫県で展開し、10年内にオンサイトPPAによる太陽光発電設備の導入量を100MWまで増やす。地元の施工業者と協力し、地域の脱炭素化を進めていく。
ちゅうぎんフィナンシャルグループ経営企画部の水岡亮次長は、「新会社では、オンサイトPPAのほか、地域の資源を活かしたバイオマス発電所や小水力発電所を開発していきたい」と語る。︎