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関電、コネックスに資本参加

関西電力(岩根茂樹社長)は4月12日、蓄電設備開発を手掛けるコネックスシステムズ(京都府精華町、塚本壽社長)との資本業務提携を発表した。子会社のK4ベンチャーズを通じ、コネックスシステムズの第三者割当増資に応える形で出資する。両社の知見を合わせて新サービスの開発を目指す。

今回の提携について、関電報道グループの染谷真輝氏は、「コネックスシステムズは蓄電設備開発の高い技術力を有している。当社の電力事業の知見と融合させ、新たなサービスの創造につなげる」と話す。

具体的な取り組みは明かさなかったが、系統電力や再生可能エネルギー出力の安定化に寄与する技術やサービスを開発していく方向のようだ。

コネックスシステムズの塚本壽社長も、「提携を通じ、社会に広く役立つシステムを提供していきたい」との展望を語る。

コネックスシステムズは2011年に創業し、蓄電設備の開発・販売を手掛けてきた。頻繁な充放電に強いリチウムイオン蓄電池と、過充電や高温に強い鉛蓄電池を併用し、双方の利点を兼ね備える『バインドバッテリー』を製品化したほか、入出力性能や蓄電容量の優れた製品を研究開発している。

関電とK4ベンチャーズはこれまで、エネルギーや情報通信、不動産関電の分野でベンチャー企業へ投資してきた。投資ファンドを通じた間接投資も含めると、今回が7件目となる。

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