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アイチューザー、住宅用太陽光の共同購入事業開始

神奈川県と提携

アイチューザー(品川区、藤井俊嗣社長)は4月26日、神奈川県内で住宅用太陽光発電の共同購入事業を開始した。県と提携し、住宅オーナーが設備を安く設置できる仕組みを提供する。太陽光発電の普及に寄与していく構えだ。

今回のスキームは、同社が県内で太陽光発電設備を購入したい住宅オーナーを募集し、販売・施工会社を入札で選定。販売・施工会社が提示した見積りを住宅オーナーへ提出し、意思確認を行う。そして商談が進めば、販売・施工会社が住宅オーナーと直接契約を結ぶ。同社は太陽光発電設備の設置件数に応じて、販売・施工会社から手数料を受け取り、神奈川県は広報などを担当、県内での再エネ促進を目指す。

同社は6月20日に住宅付オーナーの登録受付を閉め切り、7月上旬までに販売・施工会社を入札で選定。住宅オーナーは8月8日までに設備を設置するか判断し、販売・施工会社は20年3月までに設置する。

販売・施工会社にとっては、営業費や広告費なしで顧客を獲得でき、その分安い価格で住宅オーナーへ設備を提供できる。入札で販売・施工会社を決めるのも、住宅オーナーにはより安価に設備を設置してもらうためだ。

アイチューザーの藤井俊嗣社長は、「太陽光に興味があっても一歩が踏み出せない方に、経済メリットを提示することで後押しする取り組み」と説明する。

アイチューザーはオランダに本社を構えるアイチューザーグループの日本法人。アイチューザーグループは2008年に設立後、欧米で太陽光発電設備や電力小売りの共同購入事業などを展開し、4万世帯以上の導入実績がある。

藤井俊嗣社長

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