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中ジンコ、パネル出荷11GW超

太陽光パネル世界最大手の中ジンコソーラーは3月22日、2018年通期(1~12月)決算を発表した。太陽光パネルの年間出荷量が前年比16%増の約11.4GWとなり、過去最高を記録。3年連続のパネル出荷量世界一を達成した模様である。

同社の18年通期の売上高は、平均販売価格の下落などで、同5.4%減の250.4億元(約4132億円)と減収だったが、売上総利益率は14.0%と前年から2.7ポイント上昇。高効率な単結晶パネルの需要が伸びていることなどから、営業利益は同約98.3%増の6.449億元(約106億円)、純利益が同186.8%増の4.065億元(約67億円)と大幅な増益となった。

18年は米国政府による海外産パネルに対する緊急輸入制限、中国政府の再エネ政策変更といった逆風があったものの、同社はエリア分散戦略を掲げ、縮小分を他地域で補うなど高水準の出荷を維持。第4四半期(10~12月)には四半期出荷量で過去最高となる3.6GWを記録し、通期の出荷量は前年比16%増の11.38GWに達した。

19年は、世界市場の需要拡大を見込み、第1四半期(1~3月)に2.8~3GW、通期では14~15GWのパネル出荷を目指す。

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