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発電事業者らが業界団体設立

11月22日に都内で記念シンポジウムを開催した

再生可能エネルギー発電事業者らによる業界団体、『日本再生可能エネルギー事業者協議会(JSEC)』が2月27日に発足した。約140社が参加している。

JSECは、事業者が抱える課題を行政へ訴えるために発足した一般社団法人だ。昨年10月、経済産業省が未稼働案件対策として省令改正に乗り出した際、当初の改正案が着工済み案件まで認定取消しの対象としたことから、危機感を抱いた事業者らが集まって会合を開き、意見書を経産省に提出。その会合に参加した事業者らの賛同によってJSECが誕生した。

2月27日に登記が完了し、翌28日、JSECは東京都内で設立記念式典を開催。約130名が出席した。

JSECの代表理事を務める山佐環境エネルギー事業部の東原隆行特高高圧開発責任者は、「開発からメンテナンスまで、幅広い知見を集結し、指針を出すことが大切。私たちの声を行政に伝え、よりよい方向性をつくり出す話し合いの場を設けて、政策立案に貢献していきたい」と挨拶した。

式典には、自由民主党の三原朝彦総務副会長や谷公一衆議院国土交通委員長らも出席。三原議員は「皆さんの双肩にかかった我が国のエネルギーに対する期待は偉大なものがある。これからも大いに頑張ってもらいたい」と激励した。

その他、原田義昭環境大臣と経産省資源エネルギー庁新エネルギー課の山崎琢矢課長がVTRで祝辞を述べた。JSECは今後、行政への提言ほか、勉強会の開催を通じ、積極的な情報発信を行っていくという。

東原隆行代表理事

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