トランサンソーラー 新型パネル受注開始
中国の太陽光パネルメーカー、トランサンソーラーは今年1月、2種類の新型パネルの受注を開始した。2019年は新製品を含め60MWのパネル出荷を目指している。
新製品は、ハーフカットセル搭載パネルとシングリングパネル。ハーフカットセルは一般的な6インチ四方のセルを半分のサイズにして電流値を抑え、高効率化を狙ったセルだ。シングリングパネルは、バスバーに沿ってセルを切断し、それを張り合わせて受光面積を広げたパネルである。
ハーフカットセル搭載パネルは単結晶タイプのみだが、60セル型と72セル型がある。シングリングパネルは単結晶タイプと多結晶タイプの両方があるが、いずれも60セル型だ。
たとえば、単結晶ハーフカットセルを60枚搭載したパネルの出力は305W、パネル変換効率は18.4%。単結晶シングリングパネルは出力335W、パネル変換効率は19.7%である。
同社は18年に日本向けにパネルを10MW出荷した。高効率製品をラインナップに加え、今期は60MWの販売目標を掲げている。