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RBIソーラー、18年の架台受注30%増60MW

太陽光架台メーカーのRBIソーラーは2018年の架台受注量が前年比30%増の約60MWだった。特別高圧太陽光発電所からの引き合いが増え、受注を伸ばした。19年は120MW超えを目指す。

同社は18年に高圧案件から約30MW、特高案件から約30MWの架台を受注した。17年は、高圧案件がほとんどだったが、18年は特高案件が増えた。19年は過去のFIT認定済み案件の多くが20年3月に運転開始期限を迎えることなどから、「現時点で実現可能性の高い引き合いを多くいただいており、120MWは超えるだろう」と富所孝平取締役副社長は話す。

同社は米・太陽光架台メーカーのジブラルタルインダストリーズのグループ会社だが、海外製品をそのまま販売するのではなく、同社が日本仕様に設計し直す。架台販売だけではなく、杭打ちから架台とパネルの設置工事まで包括して提供している点も特徴だ。同社は現在5台の杭打機を保有。昨年米国から取り寄せた傾斜25度の斜面に打設できる機種もある。

架台の基礎部はH鋼を使う一本足仕様で、富所副社長は、「杭の本数が減り、施工期間を短くできる。当社の架台を使えば、杭打ちからパネル設置まで1MWあたり3週間もかからない」とし、続けて「一本足ゆえ架台をつなげられる。同じ敷地面積でも他社の架台を使うより多くのパネルを設置でき、傾斜地設置も可能だ」と製品の特長を語る。

同社は13年に設立後、18年末までに累計で約240MW架台を受注した。営農用向けの出荷実績もある。

同社の架台を採用した発電所例。架台をつなげて設置できるので、傾斜地設置も可能

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