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シナネン、創・蓄電設備とV2Hのセット商品発売

エネルギー関連商社のシナネン(東京都港区、三枝木俊美社長)は2018年11月、太陽光パネル付きカーポートと蓄電設備、EV(電気自動車)の電力を家へ供給するV2H(車から家への供給)機器を組み合わせた商品を発売した。ニチコンのトライブリッドPCS(パワーコンディショナ)を採用し、自社で保守や補償も付与する。今後太陽光電力の自家消費やEVの導入拡大が進むと予測し、需要を見込んだ。

同社は16年に太陽光パネル付きカーポートを『おひさまカールーフ』の商品名で発売し、翌年にハイブリッド型蓄電設備とのセット販売を開始。このほどニチコンのトライブリッドPCSと組み合わせ、『おひさまカールーフトライ』として販売を始めた。蓄電容量4kWhの蓄電設備とV2H機器が付属することになる。

カーポートは建材製造の大仙製。太陽光パネルは、おひさまカールーフトライでは、ハンファQセルズ製を採用している。

同社PVサービス事業部の林雄一郎部長は、「ニチコンのトライブリッドシステムは蓄電設備やV2H機器の組み合わせや後づけが自由なので、お客様の要望に応じた対応が可能となる。カーポートの大きさや太陽光パネル枚数も、基本の3タイプを用意しているが、用地が狭い場合や、屋根上の太陽光パネルと合わせて10kW未満に抑えたい場合などは柔軟に変更することができる」と商品の特長を語る。

おひさまカールーフには自然災害補償やメンテナンスサービスも付与する。同社は11年より太陽光発電所のO&M(管理・保守)事業を始め、現在住宅用太陽光発電設備2万件と低圧太陽光発電所1000件のO&Mを手掛ける。おひさまカールーフシリーズのメンテナンスについても自社で対応しているという。

初代の『おひさまカールーフ』からの累計販売数は1000基にのぼる

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