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エクソル 無償設置モデル提案開始

東電グループと提携

太陽光商社のエクソル(京都市中京区、鈴木伸一社長)は、東京電力グループのTEPCOホームテック(東京都墨田区、岩崎辰之社長)と提携、1月末より住宅用太陽光発電設備の無償設置モデルの提案を開始した。工務店などを通じて、新築住宅に提供していく。

同社がこのほど始めた無償設置モデルは、住宅用太陽光発電設備などをリース方式で提供するもので、顧客は設備の初期費用を負担する必要がなく、毎月のリース料金を支払うだけでよい。FITを活用した余剰売電収入も顧客に入るため、自家消費分と合わせた総額がリース料金を上回れば、月々の電気料金の支払額を削減できる。顧客はTEPCOホームテックとリース契約を結ぶ。契約期間は10年で、期間満了後は設備を無償譲渡する。

東京電力エナジーパートナーとエプコが出資するTEPCOホームテックは、2018年3月よりエコキュートとIH調理器を対象とした無償設置モデル『エネカリ』を開始。同年6月からは住宅用太陽光発電設備を対象とした『ソーラーエネカリ』を始めている。

今回、エクソルが発表した同モデルも『エネカリ』をベースとしているものの、新たに『のせトク?』と名付け、独自色を強めた。同社経営企画部の楠田大祐次長は、「今後の展開を見据え、別ブランドとした。当社の販売網を活かして提案していきたい」と語る。

無償設置する設備は、エクソル製住宅用太陽光発電設備に加え、エコキュートと蓄電設備も揃える。まずは関東の新築住宅を対象とし、工務店やビルダーに提案していく。「業務効率を高めるため、リース料金なども固定メニューにするつもりだ」(楠田次長)。

今後は、集合住宅や既築住宅のほか、工場など法人向けにも対応していく予定だ。

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