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エフィシエント 太陽光電力の買取り代行を開始

電力小売りの業務代行を行うエフィシエント(東京都港区、坂越健一社長)は今年3月より電力買取り業者向けの代行業務を始める。〝卒FIT太陽光〟の出現を機に買取り業者が増えると想定。新規参入者を支援する狙いだ。

同社は2015年に創業し、小売電気事業者向けに需給管理や調達計画の業務代行を請け負ってきた。3月より関係会社のリニューアブルトレードが再生可能エネルギー電力の買取り事業を開始するにあたって、自社で手続きなどの業務を行うため、他社向けの代行サービスを始めることを決めた。

小売電気事業者が余剰電力の買取り業務を行う場合、住宅用太陽光発電設備の発電量と家庭での自家消費量を予測したうえで販売計画を立て、電力広域的運営推進機関へ計画書を提出する必要がある。予想を外すと、送配電会社にインバランス料金を請求されることになる。

サービスでは、同社が買取り事業者の契約する太陽光発電設備をバランシンググループにまとめ、発電量予測から計画書の提出まで代行する。さらに、発電設備所有者への売電明細書を作成し、発電設備の契約情報の確認といった手続きも手掛ける。

坂越社長は、「小売電気事業者などが卒FIT太陽光電力の買取りに進出する動きがあるが、経験の乏しい事業者には難しい」と懸念し、サービスの意義を強調する。サービスは今年3月から本格的に開始するが、すでに複数の問い合わせがあるという。

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