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村田製作所、日本最大級カーポート型メガソーラー稼働

両面発電パネル採用

両面発電パネルを使用。車や地面などからの反射光を活用して発電量向上を図る

村田製作所(村田恒夫社長)は2020年3月、子会社の岡山村田製作所の1200台分の駐車場で、出力約2.4MWのカーポート型メガソーラーを稼働させた。両面発電型の太陽光パネルを使用し、発電量の向上を図った。

同社は、中トリナ・ソーラー製の出力300Wの両面発電パネルを8010枚、出力換算で2403kW分採用した。駐車車両や舗装されたアスファルトからの反射光を利用して発電量を向上させる狙い。PCS(パワーコンディショナ)の出力は1680kW。架台は日創プロニティ製を採用した。

同社はオムロンフィールドエンジニアリングにEPC(設計・調達・建設)を発注。19年1月に着工し、20年3月27日に運転を開始した。発電した電力を、FITを活用して全量売電し、売電期間終了後は自家消費する計画で、その際には蓄電設備の利用も検討している。ただ売電単価や総投資額は公表していない。

岡山村田製作所では、さらに500台分の駐車場を利用した出力約1.3MWのメガソーラーの建設も計画しており、21年内にも運転を開始する予定だ。

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