リープトンエナジー、パネル新工場用の土地取得
太陽光発電設備製造のリープトンエナジー(神戸市、周鳴飛社長)は2020年3月18日、太陽光パネル工場を新設するため、中国常熟市の工業用地を取得したと発表した。世界でのパネル需要の高まりを受け、増産対応を急ぐ。
同社が中国江蘇省常熟市内に取得したのは3万8686㎡の工場用地。取得額は非公開としている。具体的な建設計画は未定としているが、年産能力2GWのパネル工場を新設できる広さだという。
同社は17年より常熟市の自社工場にてパネル生産を開始。19年6月には生産ラインを増設し、年産能力を500MWに引き上げた。現在、常熟市内で年産1GWの新工場を建設しており、21年中にも完成する予定だ。今回取得した用地に新工場を建設する場合は、製造拠点の集約化も進め、年産3GW体制となる見通しだ。
同社は中国や日本だけでなく、中東やアジア、欧州、中南米などでもパネルを拡販。同社によると、「受注量が大幅に伸び、OEM(他社ブランドでの生産)の需要も拡大している」としたうえで、「大量生産によるコスト低減を推し進め、高品質な製品をより安価に提供したい」とコメントした。