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フィールド開発、パネル搭載雑草抑制ロボ発売へ

ロボの外観

太陽光発電所用架台を製販するフィールド開発(栃木県宇都宮市、山口直信社長)は来年3月、太陽光発電所や果樹園の雑草対策向けに、太陽光パネルを搭載した雑草抑制機械を発売する。税別70万円で、初年度50台の販売を目指す。

同社は、走行しながら雑草を踏みつける自動走行機械に120Wの太陽光パネルと蓄電容量56Ahの蓄電池を搭載して製品化した。機械は太陽光電力で走行し、1時間に250m程進む。曇天時も蓄電池が満充電されていれば6時間稼働するため、商用電源はほとんど使用しない。

同社の山口直信社長は「草の種類にもよるが、500kWの太陽光発電所であれば、1台で1日1時間動かせば草を抑制できる」とし、「機械はあくまでも草を抑制するためのもので、草刈り機ではない。使う場合は一度雑草を10㎝以下まで刈る必要がある」と説明。ただ、オプションでナイロン製カッターの装着も可能だ。

同機械は地面にあらかじめ敷かれたワイヤをセンサで認識しながら自動で走行するため、自在に走行経路をつくることができる。リモコンで動かすことも可能だ。

同社は今後、同機械に故障検知用の赤外線カメラや遠隔監視装置を設置するなど、付加価値販売も検討している。

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